神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行ブログです。地域別カテゴリは最下段から。

納豆なんでも展示館

 

水戸と言えば納豆であるが、その老舗がこちらの水戸天狗納豆(株)笹沼五郎商店。

その本店に、納豆の展示館が備わっております。

 

 

 

入館すると、さっそく納豆のにおいがガンガン舞っている。

製造工場が隣接しているから。

納豆嫌いはこの時点で無事失神でしょうね。

 

 

2Fに上がって展示室へ。

 

そうそう、天狗納豆という名前の納豆会社は他にもあるので、地図で検索するときは「笹沼五郎商店」と記入しよう。

間違えて別の天狗納豆に行くのを防げるよ(経験者は語る)

 

 

展示室。

 

 

序盤パネルでは、納豆登場の歴史。

 

1083年に源義家が奥州平定のため(後三年の役)、水戸まで出張していた時の話。

その家来の一人が、煮豆を藁に包んでおいたのだがそれを忘れて、2日間たってから藁をあけたところ、豆が発酵して糸を引くようになっていた。

試しに食べたら旨かったので、義家にも薦めたところ「旨い」と言って何だか喜んだ。

これが関東における納豆流行の始まりである。

 

放置していた豆を「旨そう」と思って食べたうえに、それを上司にも食わせるこの家来。

本能に従っていて良い武者だと思います(棒)

 

 

水戸の納豆生活は続き、鉄道が開通すると、駅周辺やホームにて納豆の売り子が登場。

偕楽園を訪れる客に結構ウケて、これで水戸=納豆のイメージが広まった模様。

 

車内でみんなして納豆たべたらニオイがかなり充満しそうであるが、きっと蒸気機関車の煙で分からないからセーフ(適当)

そもそも、ご飯なしでよく納豆だけ食べられますね。

 

 

そんな昔の納豆製造方法。

 

 

大豆を煮ます。

 

 

「わらづと」という藁に、煮豆を詰めています。

藁には自然と納豆菌が発生しているので、この藁に包むだけで納豆菌が豆に移って繁殖できる。

 

 

 

4~5日間、地中で発酵させます。

 

 

できあがり。

 

こうして出来た納豆だが、意外と日持ちが悪く、夏は1日、冬場でも1週間しか持たない。

つまり作った段階から、「早く食べ終えなきゃ」プレッシャーが始まるわけである。

これから毎日納豆食おうぜ?

 

 

納豆製造グッズのみなさん。

 

 

わらわら。

 

 

豆を煮るセイロ。

大正時代以降からメインに。

 

 

豆を詰めた藁つとを保管して発酵させる暗室。

 

 

発酵場所は地域ごとに様々。

ただ右下、コタツの中で発酵させてますけど、それコタツ自体もコタツに入る人も鼻が死にませんかね?

 

 

そしてこちらは現在の製造方法。

 

 

まず豆をよく洗ってから、一晩水に浸しておく。

 

 

煮釜で蒸します。

 

 

納豆菌を振りかけて植え付けます。

藁に付いている納豆菌を使わない、というのが最大のチェンジポイント。

さすがに現代では衛生面の問題があるしねぇ。

 

 

でも藁は藁で製造します。

「藁に付いている納豆菌を使う」から藁を用いていたのに、納豆菌振りかける今日となっては別に藁いらないんじゃないかと思うのだが。

きっと納豆業界には懐古勢が多いのだろう。

 

 

藁つと作りは農家の副業であったが、現代では何もかも機械化してきたので、他の農作業において藁を使う必要が無くなったのだろう。

というわけで誰も藁を作ってくれないので、専用の業者に依頼しております。

 

 

藁つとに煮豆を詰めて、発酵させれば完成。

 

 

製造工程については映像も流れています。

 

 

こちらは、納豆がいかに健康に良いかを力説するコーナー。

 

 

納豆には良質なたんぱく質・カルシウムが豊富に含まれており、また血栓を防ぐナットウキナーゼ、記憶力を高めるレシチン、整腸効果や美白効果のある繊維質など、読んでる方が怪しくなるくらい栄養分が含まれております。

 

 

「ボケたくなければ納豆食え」となかなかのパワーワードも駆使。

 

 

説明文では癌・血栓O-157など死に直結する症状をさまざま紹介し、「納豆を食べることでそれらを回避できる」と煽り立て、観客に危機感と納豆必要感を生じさせるようにしております。

(納豆を)信じる者は救われる!

 

 

 

そんな大活躍の納豆菌さんがこちら。

増殖力が強く、一晩で1個の菌が100万個になる。

だから納豆を食べた状態で日本酒の酒造現場に行くと、製造途中の日本酒に片っ端から納豆菌が張り付いて全部納豆ジュースにしてしまうので、気を付けましょう。

 

 

 

納豆は水戸だけではないぞ!

全国各地に製造所はあります。

 

 

しかし特徴的なパッケージがおおいこと。

「えだ豆」とか「わさび」って、納豆要素ないんですが・・

 

 

どうみても関西と思ってたら、熊本でした。

 

 

君は納豆じゃなくてヒマワリの種では?

アイデンティティは守ってクレメンス。

 

 

納豆のパッケージは何でもよい、という文化が納豆業界にはあるのだろうか。

 

 

アメリカにも納豆製造は進出したようです。

まぁJリーグにも、納豆とアユの塩焼きが凄まじく好きという某セルビア人が居たし。

 

 

こちらはデータコーナー。

「日本における納豆の消費量があがっています!」と説明が書いてあって、このグラフ。

すごい右肩上がりである。

 

ただちゃんと見てみると、グラフのタイトルは「納豆消費金額」となっている。

それだと物価が上がればグラフの目盛りは上がるわけだから、消費量とイコールでは無いのですが。

ちょっとーフェイクニュースやめてくれよなー。

 

 

最後は、納豆を含めて大豆の発酵食品を食べている地域がこの三角形に収まりますよ、というもの。

名付けて「納豆トライアングル」とされているが、バミューダトライアングルみたいで何か縁起が悪いですね。

そしてトライアングルの中に東北地方が入っていない、かわいそう(こなみ)

 

 

という、小規模ながら内容の濃い資料館でした。

見終わる頃には納豆を食べたくなっているであろう。

 

 

以上

 

 

【交通手段】水戸駅から徒歩10分

【入館料】無料

【混雑度】★(だれもいない)

【滞在時間】40分

【URL】納豆展示館|水戸天狗納豆 (株) 笹沼五郎商店