神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行ブログです。地域別カテゴリは最下段から。

千葉市立加曽利貝塚博物館

 

千葉市にある、加曾利貝塚の博物館です。

駐輪場ではありません。

 

千葉駅からバスで20分ちょっと。

路線は2種類あってバス停「ほおじろ台」か「桜木町」になるけど、どっちから来ても徒歩15分はかかる。

モノレールの桜木駅もあるけど、お前は遅い上に高いから駄目だ(断言)

 

 

入館料は無料です。

有名な史跡と言うこともあり、校外学習で訪れているお子ちゃま達もちらほら。

 

 

そんなお子様を狙っているわけでは無いと思うが、ガチャポン。

土器や貝にまじって、しれっとキノコが入っています。

まぁたしかに周辺、林だけどさ。

 

 

受付ですが誰もいないので、普通に素通りします。

 

 

頑丈な扉の部屋が入り口横にありますが、実験室の様です。

お子様来るから、イベントでもやるのだろうか。

不穏な雰囲気漂わせているとか、別に思っていません。

 

 

1966年開館と言うことで、かなり時間の経過を感じさせる内装である。

テンション上がりますねぇ。

 

 

全国の主な貝塚マップ。どでかい。

 

 

つづいて千葉県内の貝塚マップ。

 

 

そして千葉市内の遺跡マップ。

さっきからマップばかりじゃないか。

 

どうしてこうなっているのかというと、おそらく千葉県・千葉市における貝塚遺跡の多さを誇りたいのだと思う。

 

 

 

全国に存在する縄文期貝塚は2400。

このうち半数が関東にあり、さらにその半数にあたる600が千葉県にある。

そして千葉市内には124の貝塚があり、全国の5%にもあたるわけである。

 

というわけで、千葉は貝塚王国なのだ!

これから千葉の皆さんは、「千葉ってディズニー以外に何があるの(嘲り)」という質問を受けたら「貝塚東京ドイツ村(ドヤァ)」と回答して異郷民を完封してあげましょう。

 

 

なんで千葉だけ貝塚がこんなにあるのか知らんが、基本は東京湾の沿岸部に点在。

縄文時代後期には木更津~野田まで続いており、貝塚ネットワーク状態になっている。

 

なので内房地帯には結構あるのだが、外房の方はお察しください。

「やっぱりディズニー以外何も(略)」と言われたら、「成田ゆめ牧場(小声)」と答えておきましょう。

 

 

加曾利貝塚は北と南からなっているようです。

北側は5000年前の縄文時代中期のもので、貝が環状型に散らばっております。

 

 

貝塚は4000年-3000年まえの縄文後期。

こちらはU字型だけど、U字型っていわずに「馬蹄型」と呼んでいる。

 

んで北貝塚と合わせると8の字をしているので、これは珍しい珍しいといって喜ばれている様子。

 

 

貝塚自体は奈良時代など古代の人も発見しているのだが、当時の人には「なぜ海から離れたところに貝があるのか」なんて分からない。

だから「巨大な人間が海まで手を伸ばして貝を掴んできて食べ、殻を陸地に捨てた」と考え、それで巨人伝説が『常陸国風土記』に載っているそうな。

 

 

巨人のイメージ図。

着物がハーフパンツっぽく見えますが、ずいぶん現代的な巨人ですねぇ。

 

 

発掘されたものたち。

 

 

ここは貝塚から発掘されたものの洗い方。

地層から貝をいちいち取り出してくるなんて面倒なので、土ごと持ってきます。

 

 

ふるいにかけて、貝の種類ごとに選別します。

 

 

あとはシャワーで洗って、はい終わり。

 

 

まだまだつづくよ。

 

 

加曾利貝塚の発掘の歴史。

最初にこの貝塚の存在をアピールしたのは、1887年の上田英吉。

 

 

1907年に著名な研究者を多数まじえた大規模発掘がなされ、このときに加曾利貝塚が質量ともに優れていることが分かり、知名度がその筋の方々で急上昇する。

 

ただ上田英吉が加曾利貝塚の存在を公表してから20年も経っているんですが、その間いったい何をしていたんですかね。

 

 

高度経済成長期、千葉市にも宅地造成の波が来るわけだが、造成業者が加曾利貝塚の一部を宅地化しようとして破損させた。

これに貝塚熱狂勢はガチギレして保存活動がスタート、国会沙汰にもなった結果、貝塚は保存することが決まり、史跡として指定されました。

 

がんばったのが千葉高校教師のこの人ということで、功績紹介されている。

 

 

貝塚を発掘するに飽き足らず、自分で縄文土器を作り始める人も居ました。

なんか本末転倒な感じもするが、「自分たちで実際に作ってみないと分からないこともあるだろう」なノリである。

 

とくにこの新井司郎という研究者は土器製作ガチ勢であり、本業は群馬県桐生市での喫茶店なのだが、店の経営を嫁さんに丸投げし、本人はわざわざ千葉市まで来てこの博物館に寝泊まりして土器をつくっていた。

作った土器の幾つかは喫茶店で使っていたようなので、若干経費削減になって嫁さんの機嫌を取れたんじゃないかな(棒)

 

 

土器づくりのプロセスが展示されています。

 

 

土器自体の作り方は他の資料館でも載っているが、焼き方解説は初めて見た。

 

 

まず焼く環境を整えるため、火床をつくります。

これで周辺から湿気をかっ飛ばしておき、土器への悪影響を防ぐのだ。

 

 

土器はいきなり火にくべることはせず、近くにおいて水分を飛ばします。

 

 

もうちょい火に近づけます。

だんだん慣らせていくスタイル。

 

 

慣らし運転が済んだら、土器の周りに薪をくべて、本格的に焼いて行きます。

 

 

ファイヤー!!(中二並感)

 

 

良い具合になったら完成です。

土にもよると思うが、うまく焼けていると赤褐色、焼き方が悪いと黒ずむってどこかで見た。

 

 

完成品を飾っています。

 

 

 

さて、さっきからところどころ見るこのキャラクター。

「かそりーぬ」という犬らしい。

2014年登場と、わりと新しいキャラであり、ゆるキャラブームに乗ろうという魂胆があっさり透けて見えている。

 

 

 

博物館の外にも貼られている。

なんとしてでも知名度を上げたいという心意気。

 

 

首に巻いているのはイボキサゴという巻貝で出来ており、加曾利貝塚でよく見つかる貝とのこと。

 

「なんで犬にしたの?」ということだが、貝塚で犬の白骨が発見されたから。

見方によっては一気にホラー指数が上がる。

でも妖怪ウォッチには便乗しないようである。

 

 

博物館はおしまいだが、ここ一帯は貝塚公園として整備されており、発掘跡をみることができます。

これは北貝塚の断面をみれるところ。

 

 

中はこう。

時期によっては土のにおいがやばそうである。

 

 

わりとくっきり、層が分かれてるんですね。

この貝塚は5000年前のものなので、それより古い地層には誰もいらっしゃいません。

 

 

こっちに訊かれても困りますがな。

 

 

こちらは住居跡を保存している建物です。

 

 

ガラス越しに見る感じ。

 

 

向こう側に見えるのは貝塚

貝塚よりも古い地層に、住居跡があるということだろうか。

 

 

住居跡の端っこの方に穴が開いているが、食べ物の保存庫と考えられている。

数千年前のクリが入っていた模様。

とっくに炭化していますが。

 

 

じもとのこどもがかいたえ(こなみ)

 

 

さらに公園内には古民家もあります。

江戸時代中期に幕張の代官所に充てられていた大須賀家住宅を移築したもの。

 

 

なぜか土偶

 

 

屋根がすごいトタンっぽいけど、本当にこうだったのだろうか。

 

 

中はそれなりにしっかりにしている。

 

 

 

当時のお写真。

やっぱり屋根、なんか違くない?

 

 

 

他にも公園内には縄文時代の集落の復元とかあるみたいだけど、けっこう敷地広いので疲れて見逃しましたとさ(軟弱)

 

以上。

 

 

【交通手段】千葉駅からバス20分+徒歩15分

【入館料】無料

【滞在時間】60分

【混雑度】★★★(ちらほら)

【URL】

www.city.chiba.jp