神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

カメイ美術館

 

カメイ美術館は、仙台駅から徒歩10分程度の距離にある美術館。

仙台市を拠点とする総合商社カメイがオープンしたものであり、会社のもつ美術品・創業家のコレクションを飾っているところ。

 

 

 

どう見てもオフィスビルなので一瞬入館をためらうが、ここの7Fまでエレベーターで上がると受付。

 

 

エレベーターから降りると、さっそく虎が威嚇してくる(迫真)

ここの受付で入場料300円を支払う。

 

(7F展示室。以下、展示室の画像は公式HPからの引用 http://www.kameimuseum.or.jp/

 

展示室は7Fと6Fに分かれているのだが、この7Fは絵画を中心とした“正統派な”美術展示室。

この画像だと明るいけど、実際は照明がもう少し落とされていてムーディな感じであった。

20点ほどの作品があっただろうか。

 

以下は「展示されていた画家」の作品を貼っており、「展示されていた作品」そのものではないのでご注意。

 

杉村惇『杜都晩秋』)

 

宮城県にゆかりのある画家の作品が主に選ばれております。

杉村淳は、塩竃市や仙台市に居住して長きにわたり風景画を製作しており、仙台市名誉市民にもなっている。

 

仙台は通称「杜の都」なので、これは仙台の景色であろう。

こんなヨーロピアンな街だったっけ?とか言ってはいけない(戒め)

そして仙台には3つの電波塔が立っており、「トリプルタワー」とか言われているのだが、右奥に描かれているのはその1塔だろうか。

 

佐藤隆春 『朝のサンミッシェル大通り』)

 

こちらは仙台出身の画家の画家。

もっとも仙台ではなく、地中海やフランス・スペインを題材とした作品が多い人ですが。

分かりやすくカラっとしてたり。

 

この作品は鮮やかな彩りながら、朝の静かさが想像できてスッキリする。

 

HPで作品群をみれます

www5f.biglobe.ne.jp

 

 

 

どうみても仙台に関係ない洋画家の作品も一部あります。

モーリス・ド・ヴラマンクの『雪道』。

この人は通称「野獣」と言われている。

 

原色をガンガンに利用した強烈な色彩と激しいタッチはフォービズム(野獣派)と呼ばれており、ヴラマンクもフォービズムに分類されてはいるが、それ以上にこの人は他人に従うことを嫌い、絵画はほとんど独学で覚えたので、それもあいまって「野獣」呼ばわりされているのかもしれない。

別に目つきとかは関係ないと思う。

 

 

 

(富山恵美子『水惑星』)

 

この人は仙台出身でも在住でも無さそうだが、個展を何度か宮城でやっているので、その繋がりだろう。

 

富山恵美子は鉛筆画が多いようである。

鉛筆だから繊細に描けるんでしょうけどね、 左下の泡だか水滴までよく迫力表現できますね。

あと黒いところはいちいち鉛筆でシャーっと塗りつぶしたのだろうか、手マヒしそう。

 

www.emikotomiyama.com

 

(6F展示室)

 

しかしこの美術館の本質は、絵画ではない。

1フロア降りて6Fの展示室にあるのは、世界中の蝶の標本コレクション。

 

創業家一族だと思うが、亀井文蔵という人が集めたもので、約14,000頭もの蝶の標本がずらーっと大集結している。

蝶が嫌いな人間は間違いなく悶死するであろう。

 

 

クジャクヤママユ wikiから)

 

館内は撮影禁止なので、気になった蝶の画像を代わりに以下貼っていく。

 

たぶんこれら標本を一つでも盗むか壊そうとした瞬間に、美術館サイドは「そうかそうか、つまり君はそういうやつなんだな」と言ってくれるだろう(期待の意を込めて)

 

(日本の国蝶であるオオムラサキ。言うほど紫じゃないね。wikiから)

 

ちなみに蝶と蛾は、厳密には区別しきれないらしい。

「蝶は昼行性・蛾は昼行性も夜行性もいる。ただし蝶の中にも夜行性がいる」というように、但し書きに該当する奴らが多すぎるのだ。

 

そもそも蛾に該当する連中は、蝶の20~30倍にあたるので、蝶は蛾の一種だと思った方がよい。

「蝶は許せるけど、蛾はダメ」勢は、もう抵抗は止めて蛾と和睦しよう!

それで助かったりはしないけど。

 

 

山口県立山口博物館のHPから) 

 

オレンジの羽をもつアカメガネトリバネアゲハ。

19世紀に東南アジアで発見されたものだが、当時はオレンジの羽をもつ蝶がいると誰も思っていなかったらしく、発見者であるウォレスという人は日記で「鼓動は激しく打ちなり、血が頭に上って失神しそうだった」と振り返っている。

もうちょっと落ち着いてクレメンス。

 

 

Queen Alexandra's Birdwing: Ornithoptera alexandrae - SBBT) 

 

世界最大の蝶は、アレキサンドラトリバネアゲハのメス。

羽を広げると28cmにも達し、人の掌サイズになってしまう。

 

最初の発見者は、これを鳥と間違えて銃で撃ち落としたそうな。

帰宅して、家の中にこんなん居たら間違いなく逃げ出すだろう、私が。

 

 

wikiより) 

 

あとは羽が透明な、スカシジャノメが皆様をお待ちしております。

大量にあり過ぎて紹介しきれませんので、ここまで。

というか、気分悪くなってきた(げっそり)

 

蝶の羽7000枚を使って製作した曼荼羅図みたいなものもあった。

昆虫虐待な気もしますが、昆虫なのでシーシェパードも何も言わないでしょう。

 

 

(6F展示室のもう半分)

 

創業家一族のコレクションはもう一つ、こけしがあります。

 

wikiから)

 

こけしは江戸時代から温泉場の土産品として製作された、東北地方の特産品である。

もとは子供の玩具としての扱いだったが、明治以降になってやってきた西欧の人形の方へ子供の目がいってしまい、その代わりにコレクター達が民芸品として注目をし始めて、こけし収集家を生むこととなった。

 

 

iwashita より)

 

てきとーに見てると全部同じに見えるのだが、地域ごとに違いはやはりある様子。

スタンダードなのは鳴子温泉のもの。

全体的にしっかりしていて安定感がある。

 

 

ヨリ未知 SENDAI より)

 

一方で作並のこけしは身体が細い。

玩具であるから、子供が握りやすいことを重視して作られたそうな。

こんな感じで、11系統に分類できるんだとさ。  

 

 

楽天市場にあったやつ

 

民芸品としての価値があがると、もう東北だけじゃなくて他の地方でも作り始めた模様。

こうして伝統的なこけしだけでなく、キャラクターをあしらったこけしも登場。

見た目マトリョーシカと区別付かなくなる気もするが、まぁ頑張ろうクールジャパン(適当)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】仙台駅から徒歩10分

【入館料】300円

【滞在時間】60分

【混雑度】★★(館内に2~3人)

【URL】カメイ美術館(旧カメイ記念展示館)