神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行&学習ブログです。記事はたまにリバイスしてます。地域別カテゴリは最下段から。

仙台市電保存館

 

 

仙台市電は1926年~1976年まで営業した路面電車である。

その保存館が、仙台市営地下鉄の富沢車両基地の中にある。

 

 

富沢駅から徒歩20分ほど。

入場は無料です。

 

 

保存館の手前に守衛所があるので、一声かけてから入館します。

 

 

 

入館。

館内には車両3台のほか、関係機材がぞろぞろ。

 

 

1台目は、この1号車。

見た目や名称からして古いが、1926年の開業時から存在する車両である。

 

 

製造費は9450円で、現代の価格に直すと1800万だそうだ。

高いのかどうかは分からんが、館員さんによると宮大工が製造に関わっているとのことなので、きっとお高いんでしょう。

開業時はこれが10両いた。

 

 

1976年、仙台市電営業終了のラストラン時にご登場したようで、こんなタスキかけています。

 

 

 

乗車人員が満員になったら、こういう札を前面に掲げていたようだ。

 

 

車内の風景。

 

 

椅子は座るところが結構狭い。

予算不足で敷設が10年弱先延ばしにされていた路線なので、車両幅は金の幅を示しているかもしれない(察し)

 

 

運転台。

 

 

その横にはヒモがある。

 

 

 

ヒモを引くと、鐘がカランカランなるシステムです。

むかしの路面電車でよくあるやつですね。

 

 

つり革は引っ張ると壊れるシステムなので、触らないように。

 

 

乗務員は車両と違い、国産では無いようだ。

 

 

乗務員のコスプレをして写真撮影ができるよ!

ただし市電の制服じゃなくて、いまの市営地下鉄の制服だけど。

 

 

路線図。

いまの市営地下鉄の路線図とだいたい重なっている。

地下鉄の建設計画ができたあとに、市電の廃止が決定されているからね。

足りないところはバスで補っている。

 

 

車両から降りて、前面部へ。

列車の下に人が入り込まないよう、こんなネットが車両の前後部についている。

 

車高が低いので、巻き込まれたら最期、被害者はペースト状になって出てくるであろう。

 

 

次は123号車。

戦後に登場した。

 

 

車内はさっきとくらべて、かなり進展している模様。

収容人数も、1号車の40名から、84名と倍増させている。

 

 

椅子の幅は相変わらず狭いが、座るとフカフカ

文明の発展を感じる。

 

 

運転台。

 

 

こちらには運賃箱がある。

もとは車掌がいたのだが、1960年代後半から経営悪化によりワンマン運転に切り替えはじめたので、その折に設置されたもの。

 

 

運賃箱の中身を見せてもらった。

右側の円筒の中に、お釣り用の小銭が入れられる。

 

 

運賃箱の後ろ側(乗務員側)

左下の3色レバーが釣り銭用円筒と連動しており、レバーを動かすことでお釣りを出す。

 

 

運賃を入れる箱。

乗客はまずここに運賃を投入し、それを確認した運転手が、レバーを操作してお釣りを出す。

 

 

さきほどの黒いレバーを動かすと、運賃箱の底が抜けて、お金をボッシュート

ふむ、実演は初めて見たな。

 

 

この123号車なのだが、トラックに派手にぶつけられて壊されたことがある。

 

 

展示してないやつだけど、他に客が居なかったので、館員さんが特別に見せてくれたものです。

ことの顛末が書かれている。

 

 

トラックが時速60kmでぶつかってきよったので、派手にぶっ壊されている。

60kmってだいぶ飛ばしてたなあ。

 

 

復旧のお写真。

 

 

費用は現在価値に直すと600万円程度だったと。

しかしあれだけ壊されても、ぱっと見分からないくらい綺麗に直されている。

すばらしい技術ですねぇ。

 

 

 

電線復旧作業の写真。

竹の梯子を電線に立てかけている。

竹は絶縁体だけども、少しでもバランス崩して電線に手が触れようものなら一発で感電するであろう。

あぶないあぶない。

 

 

3台目の415号車は1958年製造で、仙台市電としては最後の新車となった。

 

 

車両の横面に、ルートの案内板。

右下に書いてある「バッジはアキバ」というのは広告で、アキバという商店があったんだそうな。

 

 

内装はさらに進歩している。

ただ椅子の幅は(省略)

 

 

飽きずに運転台を撮影します。

 

 

車両の外には停留所名の看板コレクション。

 

 

プレートのコレクションも。

 

 

こちらは車両の台車。

 

 

 

この穴に柱を立てて、車両の上部部分を被せているだけなんだと。

プラレールみたいだな。

 

 

この鋼板を外すと、

 

 

ここにも穴。高さ調節用らしい。

 

 

Nゲージもそれなりのサイズ。

 

 

もちろん仙台市電もいます。

 

 

圧力計。

 

 

さっきみた運賃箱のつり銭いれ。

 

 

2階もあります。

上から、行先表示の幕を垂れ降ろしている。

自由だなぁ。

 

 

2Fからの風景。

パンタグラフがついており、係員さんの実演で動かすところも見せてもらった。

 

 

最古の1号車のパンタグラフにはヒモが垂れ下がっていて、そのヒモを動かして上げ下げするという、文字通り手動。

 

かなり貴重なシーンだと思ったが、見るのに夢中でろくな写真撮ってませんでした、申し訳ナス。

 

 

2Fへの階段と足場の手すりは、線路を再利用したもの。

営業終了直後は、道路上の線路を取っ払うのが面倒だったので、上からアスファルト被せて誤魔化そうとしたらしいのだが、車のタイヤの摩擦でアスファルトが剥げて線路がむき出しになり、そのたびに撤去したり舗装してたりしたらしい。

その方が面倒そうにみえますが。

 

 

ほかにも機材の展示があったり、

 

 

パンタグラフが放られていたりと、いろいろ。

私あまり機材に詳しくないので何も書けませんが、鉄オタ歓喜な場所であることには違いない。

 

 

 

当時の業務日誌もあるよ。

詳しくは見なかったけれど、係員さんに頼めば見せてくれそうな雰囲気はあった。

パンタグラフや運賃箱の中身など、こちらが特に頼んでいないのに、好意で説明してもらえたからね、感謝感激。

 

 

グッズも売ってたようだけど、Nゲージは特に置いてなかった。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】富沢駅から徒歩20分

【入館料】無料

【滞在時間】60分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】仙台市交通局 仙台市電保存館