神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

旅行ブログです。地域別カテゴリは最下段から。

玉若酢命神社・億岐家宝物館

 

隠岐の島町にある、玉若酢命(たまわかすみこと)神社。

 

玉若酢命は、隠岐の創建に関わったとされる人物である。

古代、景行天皇は息子を各地に派遣して統治させたと言われており、その子孫にあたる。

 

 

(随神門。国の重文)

 

景行天皇記紀神話の登場人物なので、そもそも実在したかどうかすら不明とされている。

130歳以上生きて、80人の子供をもうけたらしい。

長寿であることよりも、絶倫っぷりが神話レベルである(不謹慎)

 

ちなみにヤマトタケルの父である。

 

 

 

社殿。

現在の建造物は江戸時代に造られたものだが、神社の創建は平安時代とされている。

 

 

 

左手の端っこにぽつねんと建っているのは、旧拝殿だそうです。

これも国の重文。

そのままだとただのボロ屋に見えてしまうから、大事なことはあらかじめ言っていこう(提案)

 

 

お参りしよう。

 

 

おみくじも引けます。

 

 

引いたおみくじは、あの葉っぱのところに結ぶようだ。

斬新なスタイルだな。

 

 

 

奥に見えるのが、本殿。

 

 

隠岐造りという独特の建築様式であるらしい。

詳しくないので何も語れませんが。

 

 

境内に巨大な杉の木があり、樹齢1000年を超えているんだとか。

隠岐自然館にあったバカデカ木の枝は、この木に生えていたものである。

なぜか若狭の国から八尾比丘尼が出張してきて、植えていったと伝えられている。

 

また伝承では、あるとき大蛇が木の根元で寝ていたら、いつのまにか木が成長して閉じ込められてしまい、むなしくて夜な夜なオイオイ泣いているという。

ちょっと大蛇くん、天然すぎやしないですかね。

 

 

神社をお参りしたら、隣にある億岐家宝物館へ。

 

 

 

億岐家はこの神社の神主。

古代においては国造として隠岐を統治していたとされている。

その末裔がここに住んでおり、宝物館を開いている。

 

 

 

こちらが住宅。

 

 

土間には入れるが、おそらく現在でも使っているのだろう、部屋内に入ることはできなかった。

 

 

玉若酢命かな?(イメージ)

 

 

見えづらいが、扉に「隠岐騒動」の弾痕がある。

 

隠岐には島根藩の派出所があったが、その苛政に怒り心頭であった島民たちが、幕末の動乱に乗って島根藩の駐在員を島から追放したのが「隠岐騒動」。

当然のように島根藩の逆襲を食らうわけだが、島民たちが島根藩駐在員を傷つけること無く追放したのに対し、島根藩は島民を銃撃し、その跡だそうだ。

 

島根藩最低だなー、鳥取のファンになります。

 

 

 

宝物館の入り口へ。

 

 

入館料は300円。

中は撮影禁止です。

10畳くらいのスペースがある蔵に、展示品が並んでおり、それについて解説員が話すという仕組み。

 

 

隠岐教育委員会HPから)

 

展示の目玉は、駅鈴。

7世紀の大化の改新により、伝馬制が全国に敷かれたわけだが、各地域に置かれた駅で使われていた鈴とされている。

 

これを官吏が持って駅から出発し、次の駅に着いたらこの鈴を鳴らして駅員に伝えれば、馬を交換してもらうなどサービスが受けられた。

官吏であることの証明である。

 

 

(駅鈴のレプリカは宝物館に限らず、島内いろんなところで売っている)

 

この駅鈴、全国にあったはずであるが、古代の物なので消失してしまい、いまでは隠岐にある2個が唯一現存するものである。

なおwikipediaでは「本物か分らん」と、億岐家を煽っている模様。

 

(御殿のイメージ)

 

18世紀、光格天皇の時代に、御所が焼けてしまって建て直すことにしたそうな。

古来の儀式だとその際に駅鈴を奉納することになっているので、探してみたけど誰も持っていなかったから、わざわざ隠岐のものを借りて執り行ったらしい。

名誉名誉。

 

 

(これも隠岐教育委員会HPから)

 

もう一つの目玉は、倉印(そういん)。

民から集めた税金を倉に一時保管してから中央に納税するのだが、この出納のときに官吏が使っていた印鑑だそうな。

 

奈良時代のものであるため、これも隠岐以外だと駿河か但馬にしか現存していない。

3つ合わせて「三倉印(さんそういん)!」と呼んでいる模様。

普通にヒーローみたいで格好良いと思う(小学生)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】西郷港から車10分

【入館料】宝物館は300円

【混雑度】★(誰もいない)

【滞在時間】60分

【URL】

www.e-oki.net