神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。地域別カテゴリは最下段から。

日本土人形資料館

 

 

こちらは長野県中野市にある日本土人形資料館である。

 

 

 

近くまで行くと、青看板に名前が載っている。

そんなに有名なのか、この資料館。

ちなみにこの道をまっすぐ行くと湯田中渋温泉に向かうのだが、中野市さんサイドとしてはそんなことより土人形資料館へ人を導く方が大事なのであろう。

 

 

徒歩だと中野駅からは30分です。

途中からハードな上り坂になるので、心していきましょう。

 

 

館内。

入場料は200円。

 

 

受付にあったボトル自販機。

「なつかしの」って文字じたいが既に懐かしい感じである。

 

 

 

そんな昭和気分がんがんに出しているキワモノスポットかと思いきや、中はしっかり展示室しているので、斜め上の期待もしくは心配はここで解消される。

 

 

さて、土人形とは文字通りに粘土で作る人形である。

 

発祥は京都の伏見とされ、農耕の神である伏見稲荷神社の土を持って帰ればなんか幸せという甲子園理論が古代から存在した。

次第にその土地を練って器にして売るという商売っ気が絡んできて、人形が登場したのは戦国時代頃であるそうな。

 

 

江戸時代には庶民の文化レベルも上がって人形を家に飾る風習ができ、伏見の土人形は大繁盛。

19世紀初頭頃、信州中野の行商人である奈良栄吉が伏見に来た時、土人形にドはまり。

 

人形の型を手に入れて中野に戻ると、人形師をわざわざ招聘して作成技術を学ぶレベルの入れ込みようで、これが「中野人形」の始まりとされる。

 

 

 

これが伏見人形。

 

 

こちらが、奈良家が製作する人形。

ずいぶんとお目目がゆるキャラっすね。

 

 

その後も代々奈良家は人形作りを継承していき、現在で6代目。

 

 

 

2015年には年賀郵便切手の図柄に、奈良家の人形が採用されている。

つよい(確信)

 

 

この魚はフグですが、色がタイみたいな状態になっています。

山国の人たちは海の魚を知らないので、このフグを何となくイメージで製作したらしい。

フグ(適当)

 

 

奥の部屋は第2展示室。

 

 

中野にはもう一つ、西原家が土人形をつくっています。

19世紀末に斉藤梅三郎という高名な職人が訪れ、技法を西原家に伝授したのが始まり。

 

 

 

斉藤梅三郎くんも西原家も本業は瓦職人であるのだが、冬季中の副業として人形制作をやり出したそうな。

全国的にも、農家が冬の間に人形作りをするのはよくあるケースであった。

江戸時代末期~明治時代は土人形バブルだったので、みんなこぞって始めたのだろう。

 

 

そのバブルも昭和になると終わり、藁をベースにする雛人形が流行。

 

土人形は釉に毒性のある鉛を使用していたことで明治政府から「めっ」と言われたり、絵付け材である膠が戦時中に入手困難になったため、ごろごろ衰退してしまう。

 

 

(色を塗らないver)

 

というわけで最盛期には伏見に50軒以上あった窯元は1か所になるなど絶滅危惧種になってしまったが、奈良家や西原家は戦後に人形制作を盛り立てて現代まで繋げているうわけ。

 

 

 

次の展示室へ。

 

 

土人形はバブルにもなったということで、全国で製作されています。

奈良家と同じように、行商人が京都から持ち帰って広めたとされている。

 

 

全国中の土人形が飾られているのが、この展示室。

 

 

高松の人形は、(⌒_⌒)

嫁入りのときに近所の子供たちに配る慣習があるので、子供向けな顔になっているのかもしれない。

 

 

 

兵庫の住吉は、腕どうしちゃったんすかね。

 

 

アウトー。

 

 

こちらは土人形作りの仕方。

 

 

第一段階は、粘土で形を作り、素焼きします。

この時点でもうほとんどの人が作れずに脱落する気がするが、あまり細かいことを説明するつもりはない模様。

 

 

 

 

人形に胡粉(ごふん)という、貝殻を粉末にして作った塗料を塗ります。

これで絵具の色がつくようになるわけ。

 

 

 

絵具を塗りました。はい完成。

 

 

最後の部屋は、土鈴(どれい)展示室。

カーテンがかかっているのは給湯室があるからで、別に神秘的な雰囲気を作る狙いではありません。

 

 

どれいの部屋(意味深)

 

 

土鈴は、素焼きの土器の中に土の球を入れてコロコロ鳴らすものである。

縄文時代にはすでに魔除けとして存在しており、歴史は古い。

 

 

土鈴にドはまりした人が本を出しているようです。

やるなら徹底的に!

 

 

そんで沢山の土鈴があるわけですが、みんなショーケースの中にしまわれてて、触れないのが残念ですね。

 

 

これはさすがに土鈴じゃないよな?

触れないから分かんないけど。

 

 

鈴にしてはデカすぎやしないっすかね。

 

 

というわけで土人形資料館でした。

また駅まで30分かけて戻らなくてはいけません。

 

 

資料館周辺にあったもの。

案内板にQRコード付けてあるって、新しいな。

 

そもそも携帯持っている人、この辺に住んでるのかしら(侮辱)

 

 

どっかでみたような椅子だなぁ。

 

 

どうみても岡本太郎です本当に。

 

 

この岩は、「月の兎」という土人形に似てるんだって。

 

 

その月の兎が、これ。

あーたしかににてるにてる(鼻ほじ)

 

 

以上

 

 

【交通手段】信州中野駅から徒歩30分

【入館料】200円

【混雑度】★(館内に他に1~2人)

【滞在時間】45分

【URL】公式HPが無いようなので、観光サイト

ぽんぽこねっと|日本土人形資料館|施設のご案内|SHINSHU NAKANO Guide