神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。地域別カテゴリは最下段から。

東京農業大学 「食と農」の博物館

 

世田谷区にある東京農大には、食と農に関する博物館がある。

 

 

建物の前には、タイの闘鶏であるナレースワン大王鶏、のドでかい像。

タイでは縁起物の鳥であるようだが、なぜここに像まで建てたのかは謎。

 

 

 

館内は無料です。

 

 

1F。

 

 

このフロアはほとんどが企画展である模様。

2Fは常設展っぽい。

 

 

入口にはいきなり、館長のコレクションであるキノコがずらずら。

 

 

確かにお見事ですが、キノコ趣味って大丈夫ですかね(不安)。

自室でキノコ育てたりしてるのかしら。

 

 

キノコ柄のネクタイとかワッペン。

尋常じゃないキノコ熱。

ただマリオに出てくるキノコはいなかった。

 

 

企業の商品が多種並べられている。

卒業生の就職先だろうか。

 

 

卒業生の進路をアピールできると同時に、企業側としても学生へのアピールの場であるような感じ。

 

 

 

いろんな香りが詰まっているビン。

マイルドなのを予想していると、遊びのまったく無い磯臭さ・生臭さに鼻孔が殴られるので要注意。

さすが農業大、そこはリアルを追及している。

 

 

 

長野県伊那では郷土料理として昆虫食があります。

 

 

パンチが強いですねぇ。

 

 

ローメンも伊那のソウルフードで、太い中華麺の焼きそばwith羊肉だったと思うが、ここでは麺に虫がしっかり練りこまれていたり、虫肉を使っているようだ。

もう逃げ場がないっすね。

 

 

コマツのでかでかトラクターくん。

60年代国産トラクターの初期モデルだそうです。

ディーゼルエンジンいすゞを搭載。

 

 

ここから企画展。オホーツク特集。

農大のキャンパスが北海道にあるので、その辺が元ネタ。

 

 

 

企画展に入ってから何か匂うなと思ったら、たぶんこれ。

大麦や小麦を収穫した後に残る茎をまとめた、麦稈(ばっかん)ロール。

 

家畜の小屋で、敷き藁として使う。

だいぶ独特のにおいがする、っていうか臭い。

さすがにハイジもこの上では飛び跳ねないだろう。

 

 

大麦もまんま置かれています。

ビールのもとになるそうです。

 

 

普通にリアル鉢なので、アリもうろうろ。

 

 

エゾシカくん。

各地方で獣害の筆頭株に挙げられている。

猟友会などにより駆除をするのが一般的だが、ハンターの数も減ってきている中、罠を仕掛けて捕獲し、一定期間飼育するという手段も取られ始めている。

 

 

 

なんで飼育するかっていうと、これにするためですけどね。

駅中カフェbecker'sでは鹿肉ハンバーガーを売り出したりしているし、みんなジビエ食べましょう。

そしてカラスを減らしましょう。

 

 

 

肉だけでなく、皮まで利用させていただきます。

 

なおエゾシカは夏と冬で毛が生え変る。

夏が左で、冬が右。

 

 

角の成長度合い。

この辺、おさわりもできます。

 

 

北海道ならお馴染み、ビート。

寒い地域で育ちやすいから栽培しているのかと思っていたのだが、別にそこまで強いわけではないらしく、ビニールハウスで栽培しているんだと。

 

あのハチの巣みたいな紙パルプを植木鉢代わりにするらしい。

 

 

ビートから砂糖を精製するときに出る搾りかすを固めてブロックにしてみました。

森林に置いて、エゾシカにこいつを食べさせることで、他の農作物や樹木が食われるのを防ごうという作戦が取られている。

 

家畜にもエサとして与えられています。

 

 

ただ家畜のえさとして使うにはデカすぎて、持ち運びが面倒だということに気づいたので、ペレット状にしてみました。

 

 

 

なにやら土が置かれている。

 

 

下水の汚泥を堆肥化させたもの。

「においは殆どありません」ってあるけど、では鉢がガラスケースの中に厳重に仕舞われているのは何故でしょうね。

 

 

お次はお魚ゾーン。

 

 

イトウのはく製。

絶滅危惧種なのだが、釣り好き農大生は密かにこいつを釣り上げることを狙っているとか。

それでいいのか農業大学!

 

 

アザラシの毛皮たち。

 

 

顔まで付いてますが。

おお怖いこわい。

 

 

骨もあります。

鼻のあたりごちゃごちゃしまくってるな。

 

 

というわけで動物は愛護しましょう(シーシェパード並感)

 

 

調査中はこんなファッション。

 

 

氷を切ったり砕いたりする道具。

さすが試される大地。

 

 

タラバガニは脱皮するそうです。

タラの漁場でよく採れたので、タラバガニと言うそうです。

 

ちなみにタラバガニはカニではなく、ヤドカリの仲間です。

 

 

溢れすぎのホタテ。

 

 

こちらは産業関係。

 

 

鉄道好き農大生がローカル線を盛り上げるために、特別列車運行の企画に関わったというもの。

農業以外にも頑張っております。

 

 

流氷物語号という、網走と知床あたりを走る列車。

 

なお網走駅の時刻表を見ると10時発の次が15時になってたりします。

 

 

 

農業女子もがんばっています。

 

 

まぁジャージは中学校の体操服とそんなに変わらないかな(無慈悲)

 

 

オーストラリアから食用で持ってきたエミューは、なぜか人気が出て観光要素にもなっています。

 

 

まぁ食べますけどね。

 

 

 

卵も質が良くて美味しいそうです。

他にも、エミューの脂肪はオイルとして使えるので、オージー曰く「万能鳥」

 

 

 

ビールビール!

 

 

 

やばそう

 

 

試されているのはこっちなのだろうか(哲学)

 

企画展はここまで。

 

 

1Fの残り1/3と、2F全体が常設展である。

 

 

世界の鉱石いろいろ。

 

 

農大の歴史みたいな年表があるようですが、なぜか立ち入り禁止区域になっています。

限られた人しか、その歴史を覗いてはいけないのかもしれない(迫真)

 

 

東京農大は、榎本武揚がその前身組織を結成したと言うことである。

榎本がロシア全権公使だったときに使っていた机を、このように大事にとってあります。

 

資源が豊富な北海道に多大なる興味を示したのも榎本。まぁ戊辰戦争の末に函館で「蝦夷共和国」なるものをやりかけただけある。

オホーツクキャンパスを開設したのは1989年と割と最近であるが、1世紀経過して榎本の遺志が果たされたともいえる。

 

 

竹の中にいるネズミ。「かぐや」という名前。

 

なんと卵子だけで誕生したネズミだという。

哺乳類の誕生には、精子卵子の遺伝子が必要だが、卵子の遺伝子に精子の遺伝子の働きをさせるという方法らしいが、これもうわかんねぇな。

 

つまりレズは生き残れるがホモはダメ、ということである。

世間はホモに厳しい。

 

 

お薬いっぱいありますが、これは「オリザニン」=ビタミンB1

1910年に鈴木梅太郎という研究者が、米糠から取れることを世界で初めて発見。

ビタミンB1は当時流行していた脚気の治療に有効であり、鈴木君やったぜ!のはずだったのだが、当時の保守的な医学界がガン無視したせいで発見は無かったことにされた。

 

しかし翌年にポーランド人が同じように米糠からビタミンB1を精製し、こちらが世界初の発見ということにされてしまった。

 

 

オリザニンと書いてあります。

 

なお保守的な医学界の代表的人物として、森鴎外が挙げられている。

もう脚気となると、必ず彼の名が出されて叩かれていますな。

 

 

2階まで届く勢いで展示されているのは、東京農大初代学長である横井時敬の弔旗。

製作したのは足尾銅山事件の鉱毒被害者たちである。

 

足尾銅山事件は田中正造天皇にダイナミック直訴をしたおかげで世に知れ渡ったのだが、この横山も新聞各紙で事件について執筆し、世間を味方に付けるのに一躍買った。

その感謝の意を込めて、被害者たちが弔旗を作製して葬儀に参列したと言うこと。

 

まぁそのときの農商務大臣が榎本武揚なんですが。

榎本は当初この事件を思いっきり無視して世間の猛反発をくらうという初動対応大失敗をやらかしており、結局そのあと引責辞任をしている。

農大の創設者と初代学長で殴り合ってますけど、大丈夫ですかね。

 

 

 

さて2階へ。

サルが進化する過程を示している階段だが、「見学者もこれまでの展示を見て少しは賢くなったか?」という農大側の熱い激なのだろう。

 

 

ニワトリゾーン。

多種多様のニワトリ(もうすぐ焼き鳥)を展示しております。

 

 

人間とニワトリの関わりは紀元前何千年という太古の昔からあるわけだが、日本では弥生時代に大陸からやってきた説になっている。

このセキショク野鶏くんを家畜化したものが、ニワトリの始まりとされている。

 

 

ニワトリや卵が食用になるのは江戸時代になってからで、それまではまさに目覚まし時計としての役割&ペットとして飼われていた。

卵を食べなかったのは「雛が孵ったらどうするんだ」とビビっていた向きがあったようだが、江戸時代になってようやく「無精卵は孵らない」ことが広まったという。

 

 

 

トサカにもいろいろ種類があるようで。

 

 

焼き鳥にも様々な種類があります。

 

 

ニワトリ食えるなら輸入してガンガン食おうぜ!ということで、今日代表的である鶏たちが江戸時代になって日本に渡来してくる。

タイからは軍鶏。博物館の前に立っていた鳥もタイの軍鶏であった。

 

 

 

足ながいなー。

闘鶏として使われていただけある。

日本人はあっさり鍋にしましたが。

 

 

ベトナムから来たチャボは小さいので、愛玩動物として飼われている。

足みじかい。

 

 

 

1951年にイギリスで発見された、羽の無いニワトリ。

名前は「ウィングレス」。まんまだなぁ。

 

 

突然変異で誕生したとのこと。

リアル「飛べない鳥」である。

ゆずと、あとペンギン歓喜

 

 

ヒナの標本がやばいことになってますが、気にしない。

 

 

玉子特集。

 

 

アロウカナというチリの鶏は、世界で唯一青い卵を産んでいる。

栄養価は普通の卵より高いようだが、楽天で見たら6個入600円だった。

やっぱ普通の卵で十分です、はい(金欠)

 

 

 

日本ではコケコッコーである鶏の鳴き声、世界の皆さんはどう呼んでいるのだろうか。

 

 

「クックー」「キキー」とか、Kの付く音がやはり多い。

 

でもそのなかで中国の「オーオーオー」。

ちょっと耳鼻科いってきてどうぞ。

 

 

にわとりおしまい。

そして酒だ酒だ酒だーッ

 

 

農大卒業生が就職した蔵元の酒瓶をならべているらしい。

試飲会をたまにやっているそうだが、そのときは大盛況なんだとか。

それ絶対、この近辺の飲んだくれが集まっているだろう。

 

 

農大という酒まで造られています。

なぜか富士宮の酒造で。

 

 

奥のゾーンでは酒器や酒にまつわる品の展示。

 

 

いやー酒が飲みたくなりますな。

 

 

飲んだくれてダメになっている人の絵も。

 

 

世界各地含めて多様な酒器がコレクションされています。

これはドイツのビールジョッキ。

蓋が付いているので持ち運び便利。

 

 

フランスやスペインでは皮袋にワインを入れて、このまま飲みますな。

ものすごい難易度高いと思うけど。

 

 

ミニチュアの酒瓶。

ミニチュアだけど、コレクター次第ではふたを開けたら酒臭いかもしれない。

 

 

 

1925年に製造された酒が、保管されているのが2009年に見つかったらしい。

超古酒だが、熟成されすぎてたぶん飲めたものでは無いと思われる。

 

 

江戸の鎖国時代に西洋から入ってきた、ケルデル瓶。

これに酒が入った状態で輸入されて、中が干されると、そこに醤油を入れて今度は輸出したんだと。

ブレンドされすぎてなんかヤバそう。

 

 

沖縄の抱瓶(だちびん)。

中に酒を入れて携行するためのもの。

これでいつでもどこでも酒が飲めるね!

 

やっぱ琉球人の酒感覚っておかしいわ(直球)

 

 

ヤシの実で作った酒器。

でも内部は錫張りという、意外に高級品。

錫は抗菌性・耐熱性にすぐれ、酒の雑味を消して良さを引き出す素材であり、酒器としてはかなり高価。

 

 

鹿児島のチョカという酒器。

洗わないまま長年使うと、色がすすけて黒光りし、さらに焼酎が酒器に染み込んで旨みが増すというもの。

やはり男は黒光りなのだろう

 

 

おもしろ酒器いろいろ。

 

 

終点に古民家が置いてあるけど、中に入れないのが残念。

これで2Fもおしまい。

 

1Fに降りると、外の植物園かなにかに繋がっている。

 

 

思ったより生えていますな。

というか、暑い。

 

 

檻の中にはサルがいます。

 

 

亀もいます。

 

 

コアラもいました。

 

 

巨大なラフレシア・・かと思ったら、作り物だった。

これ以外の植物は本物。

しかしラフレシアの方がインパクトでかいというのが悲しい。

むしろ置かなければ良かったのでは。

 

 

園内にショップがあって、そこで見られるイグアナくん。

 

 

奇妙な展示。

 

 

虫かと見間違う歪さのレベルだが、ツノゴマという植物の果実である。

突起の先端部分は鋭くて、これに刺さった動物に自らを運ばせて種子を広げるという狙い。

更に、実はべた付く仕様をしており、これまた動物に張り付いて運ばせている。

 

見た目の不気味さも相まって「悪魔の実」と呼ばれている。

 

 

こちらは「ライオンゴロシ」。

とあるライオンがこれに刺さって抜けなくなり、口で引き抜こうとしたら今度は口が刺さって取れなくなってしまい、食事が出来なくなって死んでしまった。

 

という作り話が名前の由来になっている。どういうこっちゃ。

なお動物に刺さって種子を運ばせる点はさっきと同じ。

 

変な植物もたくさんあるものですなぁ。

バオバブの木くらいでビビっているわけにはいかんのですよサンテグジュペリくん。

 

 

 

一番奥まで行くと、扉が。

 

 

思いっきり直売所だった。

そしてここはもう博物館の外部である。

 

というわけでおしまい。

 

 

【交通手段】経堂駅から徒歩、渋谷駅等からバス

【滞在時間】2時間

【混雑度】★★★

【入館料】無料

【URL】

www.nodai.ac.jp