神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。地域別カテゴリは最下段から。

神流川と三波石峡資料館・下久保ダム

 

群馬県と埼玉県の境にある下久保ダムと、そのダム管理所に併設されている「神流川と三波石峡資料館」に来ました。

 

群馬藤岡駅新町駅からバス1時間で来れるけど、そのルートでこんな山奥までダムを見に来るモノ好きなんているんだろうか。

まぁバスは1~2時間に1本ペースなので、思ったよりは本数ある感じ。

 

 

独立行政法人水資源機構が管理しているダムです。

2Fは普通に事務室になっている模様。

 

 

 

館内。

まさに行政な感じのパネル展示が並ぶが、冷房が効いているので良しとする。

 

 

サインいろいろ。

ロケ地に使われたのだろうか。

 

 

 

さて、開幕早々ぬり絵が大量にあるんだが。

 

 

これ。

子供向けというより、大きなお友達が喜びそうな絵面ではある。

 

 

どうも巷では「ダムマンガ」なるものが流行っているらしい。

なんでも美少女や美男子を絡ませれば観光要素になっている今日だが、下久保ダムさんは積極的にこの時勢を活用してインバウンドを図っている模様。

 

 

 

その「ダムマンガ」が掲載されている雑誌も取り揃えてあります。

 

 

漫画に馴染めない硬派な方向けに、ダムカルタ。

 

 

丸山ダムだけ悲しい展開になってますがね。

 

 

パネル多すぎて読む気失せるが、まぁ頑張って見ていきましょうね(白目)

 

 

下久保ダムは、利根川水系神流川(かんながわ)に位置している。

群馬・長野・埼玉の3県に跨っている三国山から水源を発し、群馬・埼玉の県境をふらふら流れて、最終的には利根川に注いでおります。

 

 

 

水が出ないときは出ないが、出る時はドバっとでるケチャップ川であり、洪水か渇水の2択という大変迷惑な川であった。

沿川住民は利用しづらい水を我先にと奪い合う、エクストリーム我田引水を頻繁に執り行い、あげく喧嘩になって石をぶつけ合っていたという。

8世紀頃のイスラム王朝ですかね。

 

川の水争いが止んだのは戦時中のこと。

「戦争で大変なのに、国内で争っているとは何事か」と、住民たちは協力するようになったという、皮肉な展開。

 

 

戦前はこんな感じで神流川沿川住民が苦労していたのだが、戦後になると利根川下流の人々まで大変な目にあう。

東京の人口が増大してきたので水不足になってしまった。

 

 

1964年は東京オリンピックの年だが、ちょうどその夏は凄まじい渇水

プールは閉鎖、トイレの個室も使用禁止、給水車から水を貰うために会社を休む人々、水泥棒や争いの発生。

なにか思った以上にやばいことになっていますな。

 

 

 

というわけで、暴れまくっている神流川の治水という目的のほか、首都圏への水を確保する目的もあって、下久保ダム建設が目指されるのである。

 

1968年の完成。

ダム建設に伴い、360世帯以上が水没対象となったので、立ち退き交渉はかなり難航したらしい。

 

 

 

そんな下久保ダムの特徴は、L字型をしていることである。

 

 

 

地形的に水をたくさんせき止めるには、この形が良いんだって。

そういうことね、完全に理解した。

 

 

 

下久保ダムでは水力発電も行われているが、その際には地下にある放水路を通っているらしい。

だから傍から見るとダムが活動していないように見えるのだが、それはとんだ勘違いです反省しましょう(どや顔)

 

 

ここから三波石峡(さんばせっきょう)の要素。

神流川が流れるこの峡谷は国の名勝地になっており、庭石ガチ勢ご用達である三波石の採取ポイントでもある。

 

しかしダムが出来ると、上述の通り水力発電用の地下水路が出来たので三波石峡には水が通らなくなってしまった。

 

(カピカピになった三波石峡)

 

水がなくなったところに雑草やコケが生えて、なんだか汚い(確信)

三波石もばっちくなってしまい、これを悲しんだ景観ガチ勢や石ガチ勢らは「水流せ」運動を開始。

 

 

国と群馬県が動き出したのは2001年、三波石峡に水が流れなくなってから32年。

ずいぶんと長い放置プレイでしたね(想定内)

 

というわけで水を三波石峡に流してみたのだが、雑草どもは強く、なかなか除去できない。アスファルトに咲く花のように(迷惑)。

じゃあダムに溜まった土砂も流して雑草削れば良いんじゃね?という案が出たが、あまりドシャドシャやると下流が大変なことになるので、かなり慎重に検討を進め、2003年になってようやく土砂流しスタート。

 

すると想定通り、土砂がこびりついた雑草どもを剥ぎ流すばかりか、峡谷にある岩石を削って磨くクレンジング効果でお肌にも良く、綺麗な岩が復活しましたとさ。

めでたしめでたし。

 

 

 

ということで資料館おしまい。

そういえばダムカードは平日なら資料館2Fの事務室に行けばもらえます。

休日は事務室やってないので、資料館となりにある守衛棟にせがみましょう。

 

 

 

さて、肝心のダムへ。

 

 

ダム湖である神流湖は、春はソメイヨシノが咲きほこる花見場所、また釣りの名所となっているが、この日は暑すぎてだれもいませんな。

 

 

L字型なので、けっこう距離の長いダムである。

駐車場は両端にしかないので、頑張って歩きましょう。

 

 

 

観光客を飽きさせないように、パネルが置かれています。

 

 

ぬり絵も。

優秀作品が並べられているのだろうか。

 

 

しかしこのダムはいったい何を流しているんでしょうね。

 

 

「ぬり絵」だと言っているのに、「切り絵」をしてくる人も居ます。

 

 

記念碑。

下段の字は達筆すぎて読めないのだが、ダムを建設した「水資源開発公団」(現 水資源機構)と書いてあるんだと思う。

 

 

放流ゲートはあちらです。

 

 

ちょうどゲートのあたりに、県境がある。

 

ちなみにこの記事を埼玉として書くか群馬として書くか迷ったんだけど、ダムカレーを群馬県として書いているので、あとは流れで。

 

 

 

偶然、放水しているところが見られた。

虹も出てるし。

 

 

 

ダイナミック滑り台をしたら、一発で往けそうである。

 

 

奥に見える建物が、発電所

ダムカレーの唐揚げにあたる部分です。

 

 

ついでに三波石峡にも行ってみた。

ここは本当にバスとかないので、車ない人は諦めよう!

 

しかし休日だというのにこの人の無さよ。

 

 

もろ民家の横を通っていく。

 

 

階段を下ります。

 

 

川が見えてきたぞ。

 

 

 

岩場到着。

向こうに見えるのは、まさに下久保ダム

 

川に足を入れてみたら、恐ろしく冷たかった。

ダム湖の下部に沈んだ水は太陽光が届かないので低温になり、それを放流しているからであろう。

 

 

水温が冷たすぎて下流の川魚が死んでしまう事件が多発したので、現在では表層部の温められた水を流しているようだが、それでも痛いくらい冷たかった。

 

橋が見えるので上ってみよう。

 

 

 

橋の上から下流を見た風景。

この中に、道の駅で見た48石が幾つか含まれているようなんだが、はたしてどれなんでしょうね(丸投げ)

 

 

 

三波石峡自体はまだ下流の方まで続いているが、もう疲れたので、おしまい(老並)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】新町駅群馬藤岡駅からバス1時間

【入館料】無料

【滞在時間】全部合わせて90分

【混雑度】★

【URL】

www.water.go.jp