舘山寺
階段長いなあ(老並感)
建立は810年で、弘法大師によるとのこと。
いったい弘法大師は一生でどれだけ寺立ててるんですかね。
大川隆法先生と良い勝負である。
さらにそのあとは源頼朝により再建されている。
鎌倉時代からこの付近に堀江城という城があり、そこのボス大沢氏により庇護された。
大沢氏の支配は戦国時代まで続くロング政権であり、今川氏の配下として松平家ににらみを利かせていたが、最後は家康と和睦して徳川に付いた。
なお、その堀江城は現在では遊園地パルパルとなっており、跡形もない模様。
そして徳川家康は舘山寺にいろいろ贈り物をして、この地域の人心掌握に努めたようである。
その甲斐あってか、舘山寺では家康はイケメン扱いされている(迫真)
江戸時代には繁栄した舘山寺も、明治時代になると廃仏毀釈の影響で1870年終了のお知らせ。
しかし1890年に再興が認められると、天竜の名刹である秋葉山秋葉寺から住職をヘッドハンティングしてきた。
秋葉寺は曹洞宗なので、真言宗だった舘山寺は曹洞宗に路線変更。
そんな簡単に変えて、お釈迦様怒らないですかね。
その秋葉寺は烏天狗を祀っているので、こちらでも天狗の影響が出ている。
影響でてるどころか、天狗デカすぎて雰囲気が(懸念)
秋葉寺は江戸時代ではお伊勢参りと同レベルで人気のある大名刹だったようだが、こちらも1873年に廃寺にされて秋葉神社のみ残された。
そのあと1880年に、寺を求める地元の声に応えて秋葉寺(しゅうようじ)が建てられたのだが、サイズは小さめになったようなので、従前との規模の落差にがっかりした住職が舘山寺に移籍してきたのではないか。
横浜フリューゲルスが解散して横浜FCになったけど、J1の強いチームに行きます的な感じ。
舘山寺には、「一休さんが母からもらった手紙」という、重要度がいまいち分からない品が保管されている。
なので寺のお土産売り場では、やってきた芸能人達の色紙の方がガンガンにお披露目されているのである。
まぁ浜名湖、観光地だし。
宿の近くにあるからなんとなく来た、という非ガチ勢が多そうである。
寺なので、鐘もあります。
建物の上の方ですが。
鐘のある建物の入り口なのだが、どうみても団地です本当に。
外観の薄暗さからか、鐘を突きに行こうとする人は他に居なかったので、取材班だけが上階へと登っていく。
最上階はあまり広さが無いので、写真を撮ると自然とズームである。
1発100円と有料制。
他に高い建物が無いぶん、鳴らすと浜名湖中に盛大に響き渡ることになるので、覚悟をもってやりましょう。
舘山寺の周りにはウォーキングコースが用意されている。
これが結構なアップダウンなので、貧弱な取材班にはコース一周など不可能であり、よってめぼしいスポットだけ回ることに。
穴大師、という横穴。
もともと古墳だったが、弘法大師がここで修行したらしい。
穴大師にあった説明板では「弘法大師がここで37日間修行した」と書かれているのだが、舘山寺のHPをみると「21日間修行」と書かれている。
ちょっと統一してくれよなー
中はくらい。
フラッシュをたいてみました。
明るい。
コースを進んでいくが、ところどころ獣道である。
なにかいる。
高さ16mある観音だった。
昭和12年に建てられたらしい。
この辺で自殺する若者が多かったらしいので、その供養のためなんだと。
名所なのはウナギだけにしてクレメンス。
小屋。
煎餅は分かるが、草鞋とか鉢植えとか、お土産といっていいのか分からない商品が置いてあった、
坂を下って帰ります。
以上
【交通手段】浜松駅からバス50分
【入場料】無料
【滞在時間】60分
【混雑度】★★★(ちらほら)
【URL】曹洞宗 秋葉山 舘山寺