神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。地域別カテゴリは最下段から。

旧田中家住宅

 

川口市にある旧田中家住宅は、田中さんのとこの住宅だった建物である。

 

 

 

「~住宅」っていうと大抵は農家住宅になるんだが、ここは予想をぶっちぎって重々しい西洋館風である。

 

 

 

TANAKA

 

 

 

重厚さを感じさせた後に、入場券は食券機券売機だけど、多少はね?

 

 

 

見た目西洋館だったけど、中には和室もある。

いきなり突き抜けるような広間だが、大人数が集まる集会場としても利用された。

 

現在でもイベントホールとして借りることができる。

 

 

縁側とレッドカーペット。

 

 

 

これまた盛大な庭園だが、見るのはあとで。

 

 

足元にあるのは防空壕の入り口。

この建物は大正時代の建築である。

 

 

 

一番奥まで行くと、洗面所ルーム。

袴など和装の人はトイレ行くと衣装直すの大変だから、お着換えスペースは広めにとってある。

 

 

 

洗面台はさすがに大正デモクラシーではなく、平成仕様。

 

 

玄関を挟んで反対側に行くと、小さめの応接間。

 

 

 

少人数のお客様は、ここでお相手差し上げろだったらしい。

 

 

窓は2重になっているが、外側は後から付けられたもの。

建物が面する国道122号はかなり交通量あるので、建物保存のため。

 

 

応接間のすぐ横に出入口。

 

 

少人数のお客様は、応接間に近いという理由により、特別に勝手口からのご案内になります(ゲス顔)。

 

 

 

まぁ慣れ親しんだ相手なら、小さい入口の方が入りやすいんじゃないかな。

 

 

 

ただ見上げると、慣れ親しんだ相手も圧迫する重装備である。

 

 

 

ゴージャスな階段を登ります。

 

 

2Fあがってまずは和室。

接客用に使われていた。

 

 

ここにきて田中さんの紹介だが、川口において味噌で財を成した大商人である。

初代の田中徳兵衛さんは農家だったが、2代目の田中徳兵衛さんは味噌の醸造や材木商など事業を興して財を築いた。

 

両方とも田中徳兵衛さんになっているが、この家では長男が家督相続して「徳兵衛」を襲名しているからであり、歌舞伎みたいな一族である。

 

 

 

接客用の和室の奥には、宿泊客用の和室。

 

 

そんでこの家は、4代目の田中徳兵衛さんの居宅だった。

3代目が若くして逝去したので19歳で家督相続したのだが、有能ニキだったので事業をさらに拡大するだけでなく貴族院議員にもなるなど政治の世界にも進出。

味噌業界の利益を代弁していたと思われる(適当)

 

 

書斎(本棚があるとは言っていない)

 

 

 

いかついバルコニーは勝手口方面を向いて、やってくる友人たちの緊張感を高めている。

 

 

 

階段の奥に小部屋が。

 

 

隠し部屋な感じでシャレオツだが、果たしてこの急な階段は必要だったのかな。

 

 

中は、田中徳兵衛一族に関する展示。

ここでようやく来訪者も、この家の持ち主が誰か分かるようになっている。

 

 

3Fは西欧風の間。

 

 

迎賓の間として、ジェントルマンを出迎えるようになっている。

和装なら1Fで、洋装ならこの階でということ。

 

 

 

ジョージアン様式の広間らしいが、このパルテノン神殿みたいな柱があるからだろう、きっと。

 

 

外の景色は、見事なリンガーハット

昔は荒川まで見渡せたんだろうか。

 

 

ちなみに味噌で名を馳せた田中家は長いこと個人商店として売っていたが、戦後になるとさすがに企業になる。

1964年に何故か自動車教習所を設立すると、そこからは自動車業界に向かって驀進しはじめ、味噌は醸造しなくなった。

 

味噌きらいになったんだろうか。

 

 

広間の奥に、階段と扉がある。

 

 

 

その扉は、不思議な形で繋がっていた。

マリオ64のテレサの館に、こんなのあったな。

 

 

洋間に入る前の、お客さんの楽屋。

 

 

さっきの自動車教習所、「セントラル自動車教習所」っていうんだけど、これ以降「セントラル」って名前の付く自動車関連会社の設立を続けていく。

そしてそれら企業群は「セントラルグループ」と名乗るようになる。

 

田中さん要素はどこへいきましたか(白目)

もしかしたら田中の「中」を取って、セントラルにしたのかもしれない。

「田」要素なくなったけど。

 

 

 

向こうにまた隠し部屋。

 

 

また微妙な階段。

アンチバリアフリーで訴訟不可避。

 

 

 

ここは味噌の作り方を展示していた。

これまでにない殺風景な感じ。

 

 

 

でも天井は割と本気だった。

 

 

この展示室の奥に休憩室なるものが。

もともとは何だったのだろう。

位置的に寝室な気もするが、家のサイズの割には狭いな。

 

 

 

それに窓の向こうは、思いっきりアパートのベランダである。

アパート住民とプライベートの晒しあい。

 

 

建物内部はおしまい。

1Fに降りて土間を抜けて庭園へ。

 

 

土間の外観も、ただの土間ではない感を主張している。

 

 

木々を抜けていく。

 

 

お庭。

 

 

枯山水要素があれば

 

 

池もある。

金の鯉多すぎィ

 

 

館を振り返るとこんな感じ。

右側は外観に和風要素を取り入れており、正面玄関から見たときのいかつさは薄れている。

 

 

庭園の奥に見えるのは茶室。

茶室ってこんな巨大だったっけ(すっとぼけ)

 

まぁ今のお金にして建築に2億5千万かかったという話である。

どこかのツナギを着たオッサンのせいで風評被害を受けている味噌だが、味噌マネー恐るべしをここで体現しているのである(迫真)

 

 

以上。

 

 

【交通手段】赤羽駅からバス15分もしくは川口元郷駅から徒歩10分

【入館料】200円

【滞在時間】45分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】

www.kawaguchi-bunkazai.jp