東海道かわさき宿交流館
東海道かわさき宿交流館は、東海道ネタを主に扱う川崎の郷土資料館である。
4F建てなので、けっこう高い。
そして2013年建築という新しさ。
しかし東海道沿いにある町は、漏れなく東海道の誇らしさを語っている感じである。
1Fは休憩所やパンフレット置き場。
川崎を街歩きしてきた人たちのため、だって。
畳の上でも休める模様。
奥にある壁紙は、川崎にあった「万年屋」という茶屋のリバイバルとのこと。
万年屋では「奈良茶飯」なる、おこわが有名だった。
東海道中膝栗毛でヤジさんだか角さんだかが食べたので、大ブームになったらしい(当時)。
現在では川崎屋東照という店で食べられる模様。
なお一般社団法人おにぎり協会も、奈良茶飯おにぎりを推奨している。
交流館のキャラクター「六さん」。
名前は川崎をとおる六郷川から。
これは人気でないな(確信)。
2Fの展示室へ。
階段になにか貼ってある。
東海道五十三次の絵だった。
おそらく全ての絵が貼ってあったので、階段を登るだけで東海道を踏破した気分になれます(迫真)
東海道五十三次には様々なパターンがあるということは藤沢の浮世絵館で思い知らされているわけだが、ここに展示してあるのは一番メジャーな「保永堂版」である。
2Fの展示室。
4時までは解説ボランティアさんが居るみたいだが、この日は4時を過ぎていたので、がらんどう。
資料室はいって一番最初にあるのが、この映像資料。
1本3分程度の話が4本あるので、全部見るとまぁまぁなボリューム。
解説担当はウナギ。
川崎には結構ウナギの店あるが、多摩川産を使っているかは不明である。
こちらもタッチスクリーンで、川崎宿の様子が見れる。
新しい施設だけあって、ハイテク。
六さんの案内タブレットがある。
なにを案内してくれるんだろうか。
このタブレットを室内の他の展示にむけると、「その展示が何を展示しているのか」がタブレットに表示される。
「どのメニュー表が何のメニューを表示しているのかを示すメニュー」みたいな屋上屋感である。
川崎宿と、現在の川崎の比較図。
そして五十三次ふたたび。
階段で目を凝らしてみていた人は、ここでもっと容易く見れることに驚愕するだろう。
五十三次売ってます。
旅の道具ゾーン。
江戸時代の人は、よくこんな枕で寝られたなぁ。
首ばっきばき不可避。
印籠は、江戸時代では薬を入れる道具だった。
水戸黄門も印籠を見せびらかして事が収まった後に、中から薬出して飲んでるんだろうか。
寄る年波には勝てないものである。
安定の、川崎宿模型。
コスプレゾーン。
ズラもあるけど、男のやつはどうにかならなかったのだろうか。
撮影会場はこちら。
撮影会が終わったら、3Fの展示室へ。
入って左側が常設展。
文字がビッシリ。
下の階と打って変わって、パネル置いときますね的な展示。
行政っぽいなぁ。
と思ったら、また大きなスクリーンがある。
映っているのは、川崎市の航空写真。
市域全体のほか、区ごとに拡大した写真も見られる。
写真上には施設の位置や案内が載っている。
そして昔の航空写真との比較もできます。
写真が無いと、全力で「写真無い」訴訟を起こされる。
まぁ埋め立て地のあたりはね。
昭和時代の写真は無いが、明治時代の地図はあった。
ただ結局海なので、何もないことに変わりはない。
ブラックアウトしてしまう土地もあった。
こわいこわい(適当)
川崎市にゆかりのある、えらい人たち。
松尾芭蕉みたいにその辺歩き回っている人は、どこの町でも展示されてしまう。
すき焼きの人も、川崎出身である。
あとはまたウルトラ細かいパネル展示(疲労感)
常設展のお隣は、企画展。
こっちはさらにパネルだらけだった。
このときの展示は、周辺の街歩きスポット紹介だったけれど、「芭蕉の句碑」とか「遺構」など、街歩き上級者向けであった。
4Fは会議室なので、なにもなし。
以上。
【交通手段】川崎駅から徒歩10分
【入館料】無料
【滞在時間】45分
【混雑度】★★(他に2~3人)
【URL】