神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

箱根マイセンアンティーク美術館

 

箱根の強羅にあるマイセンアンティーク美術館は、マイセン磁器を展示する美術館である。

 

 

 

強羅駅から徒歩15分程度。

交通の便は良くないが、その代わりごちゃごちゃした人混みは無い。

 

建物は、戦後に日銀総裁や大蔵大臣を務めた一萬田尚登の所有していた東京の青山邸が移設されたもの。

大正~昭和初期の建築らしく、ところどころ補強はされているが、建築当時の状態をできる限り保持している模様。

 

 

 

 

訪問時はクッソ雪まみれで見れなかったけど、庭園が整備されている。

2011年にビフォアフターに出演して、造園したらしい。

右手前のは足湯。

 

 

 

館内は撮影禁止。

なので例によって例のごとく、以下の写真は公式HPやマイセンHPなどから持ってきたもの。

 

 

 

マイセンというのは、上述の通りドイツのマイセン地方で生産される磁器だが、西欧磁器の頂点に立っている銘柄である。

すごいやろ(同調圧力

 

 

 

マイセン磁器は、ドイツ国立マイセン磁器製作所により独占製造され、日本では総代理店が輸入して各販売者に卸されるようである。

高品質を保つため、徹底して贋作防止をしている。

 

というわけで、どう考えてもお高いんでしょう(確信)。

そのせいか、この美術館の入場料は1600円と破格である。

 

 

 

2本の刃が交わるマークが、マイセン磁器の印である。

磁器はすべて手作りされており、このマークも手で記入されている。

数字が書いてあったりするが、これは製作年や絵付師の番号なんだと。

 

 

 

館内の様子。

2F建てであり、各展示室にはマイセン製作のマイスターたちの名前が付けられている。

 

 

www.meissen-jp.com

 

マイセン磁器の歴史については、日本総代理店のHPで漫画で紹介されているが、簡単な事だけ抜粋。

 

 

 

マイセン磁器の誕生は、ザクセン選帝侯ポーランドリトアニア国王だったアウグスト強王による。

17世紀、中国や日本から渡った白い磁器は大人気だったが、あちらでは製造方法が分かっていなかった。

アウグスト強王はその製造方法を探っていた。

 

ちなみに何故「強王」なのかというと、馬鹿力だったからで、馬の蹄鉄を素手でへし折るのが得意技であった。

WWE参戦不可避。

 

 

 

白羽の矢が立ったのが、錬金術師であるベドガー当時20代。

 

錬金術師って時点でもう何を言っているのか分からねえが、案の定ほら吹きであり、それが原因でベルリンを追放されてきたところを、アウグスト強王が拾ったのである。

 

 

 

まぁしかしこのベドガーは、見事に磁器の製造方法を発見。

これで勝つる!と思ったが、技術を独占したいアウグスト強王はベドガーをマイセン城郭に幽閉。

いろいろショック過ぎてベドガーは37歳で没する。

 

 

 

そんなことは関係なく、アウグスト強王は国内外から技術者を集め、マイセン磁器はじゃんじゃん発展していき、今日に至るんだとさ。

ちゃんちゃんこ

 

なおアウグスト強王は馬鹿力だけでなく馬鹿性欲だったようで、妾をあちらこちらに作り、子供の数は300人を超えると言われている(呆れ)

 

 

 

磁器の絵柄としては中国的なものが人気であり、ドラゴンは定番。

ドラゴンは西欧では「空飛ぶ鹿」と呼ばれていた。弱そう。

 

 

 

チャイナ趣味は「シノワズリー」と呼ばれ、美術館にもシノワズリー的なお部屋がある。

どう見ても和風です、本当に(以下略)。

 

 

 

マイセン磁器は皿などの器にとどまらず、人形や芸術品としても製作されている。

この「スノーボール」は美術館イチオシの作品の様子。

 

 

 

あと黒い華という珍しいデザインの食器が印象に残った。

これは18世紀後半のマイセンを主導したグラーフ・マルコリーニが製作したもの。

 

強羅駅前に、この美術館系列のショップがあるけど、店の名前はこのマルコリーニから取られている。

 

 

そして東京の品川にも美術館系列のレストラン&ショップがある。

ただ完全会員制&予約制であり、入会金は10000円。

そりゃ近くにプリンスホテルとかあるし、妙齢のマダムとかが集まるんでしょうきっと(貧並感)。

 

 

あと展示作品は、美術館オーナーである村田朱実子氏のコレクションなんだけど、この人のこと調べても経歴が全然出てこないのよね。

美術館の建物が財閥関係者所有だったことから、どこぞやの令嬢かしら。

情報の提供お待ちしております(棒)。

 

 

以上

 

 

【交通手段】強羅駅から徒歩15分

【入館料】1600円

【滞在時間】45分

【混雑度】★(誰もいない)

【URL】箱根マイセンアンティーク美術館