神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

鎌倉彫資料館

 

鎌倉彫に関する資料館が、鎌倉彫資料館である。

 

 

 

鎌倉彫会館の3Fに資料館はある。

ビル自体は鎌倉彫協同組合が運営しているようで、1Fにはカフェやギャラリー、他の階には体験教室などがある。

 

 

 

鎌倉彫の特徴は、草花等を力強く大胆に彫刻し、その上に何重にも漆を塗りまくることだという。

紋様は渦巻き状が多い。

 

 

13世紀半ばに中国の宋から入ってきた。

宋からは禅宗も伝えられており、鎌倉には禅宗寺院が多く誕生した時代。

この彫刻品はそれら鎌倉の寺院で、仏具として製作されるようになり、鎌倉彫として定着した。

 

 

 

高度技術の鎌倉彫は重宝され、この笈(おい。仏具や仏像を入れて運ぶ道具)はかの中尊寺に所蔵されている。

 

そんなわけで仏教界を中心に広まった鎌倉彫だが、明治時代に廃仏毀釈が行われると仏具の需要が激減して凄まじく衰退する。

 

 

 

生き残りをかけた鎌倉彫技師たちは、ターゲットを庶民層に移し、日用工芸品を製作し始める。

鎌倉が別荘地になるとお土産品として人気になり、また戦後は高度経済成長期における工業品大量生産の反動で手作り品が求められるようになり、鎌倉彫はその需要に応えつつ伝統工芸品として歩んできたんだとさ。

 

 

 

日用品としての鎌倉彫は、お盆や器にお箸など。

1Fのお土産売り場で買うことができる。

またカフェではこれら器を用いている。

 

 

 

資料館はこんな内装で、品位漂う感じである。

なお撮影禁止なので、写真は資料館のfacebookから。

 

 

 

館内では鎌倉彫の製作ビデオも上映。

鎌倉市HPでも写真で製作過程を見ることができる。

 

まず木の器に下絵を描いた後、彫刻刀で彫って形を作る。

 

 

 

漆を塗ります。

 

 

 

さらに漆を塗ります。

 

 

 

もっと塗ります。

 

 

まだ塗ります。

 

 

 

 

塗りスギィ

 

 

 

資料館は若宮大路にあるのだが、この通りを歩くと「鎌倉彫」と書いた看板がかなり多く見られ、伝統的工芸品である事実をお察しできる。

 

あと上述の通り、この資料館は鎌倉彫協同組合により運営されているんだけれど、似たような名前の組合が他にもある。

ライバル関係だったりするのかしら。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】鎌倉駅から徒歩10分

【入館料】600円

【滞在時間】30分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】

kamakuraborikaikan.jp