神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

鏑木清方記念美術館

 

鏑木清方記念美術館は、日本画鏑木清方を記念する美術館である。

 

 

 

鏑木清方(1878-1972)は、東京生まれ。

15歳の時に学校をやめて画業に専念しはじめ、17歳の時には父親が経営する新聞にて挿絵を担当するなど、若くして画才を発揮している。

 

 

(代表作の『築地明石町』)

 

父が人情本作家であり、また浮世絵師系の画家に師事したことから、浮世絵チックな日本画家である。

特に女性をメインに据えつつ風俗文化を描くようなスタイル。

 

 

 

樋口一葉のファンだったようで、一葉の肖像とかも書いているが、一番有名なのはこの『一葉女史の墓』。

樋口一葉の墓に、一葉の『たけくらべ』の登場人物がもたれかかっている。

 

 

(『朝涼』)

 

美人画に描かれているのって「美人(古典)」だから、うーんこのって感じになるが、いろいろ通り越して幻想的・退廃的になってくると別の趣がある(適当)。

 

 

 

退廃的といえば、最たるのはこの『妖魚』である。

漂うラスボス臭。

 

 

 

 

そんな鏑木清方くんは東京に住んでいたが、大戦の空襲で住家がダメになると、鎌倉に越してきて最期はここで亡くなった。

その自宅跡地に、この美術館が建てられたのである。

 

 

 

小町通りはめちゃめちゃ賑やかだが、一本小道に入るともう静かなのが鎌倉な感じ。

この美術館も、そういう静かな環境にある。

 

 

 

館内撮影禁止なので、以下は美術館公式twitter等から拾った画像で許してください何でもしますから。

 

館内は常設展+企画展構成であり、企画展にのみ入場料がかかるのだが、館内の要素の大半は企画展なので事実上みんな課金することになる。

 

上の画像は、わずかな常設展要素である、鏑木清方の書斎である。

 

 

 

 

たいそうな中庭。

立ち入れず、外から眺めるだけなのが残念至極。

 

 

 

企画展では、お正月シリーズだった。

この羽子板は、鏑木清方の作品をもとにして、永井周山という押絵師が製作したもの。

 

 

 

羽子板の上に、立体的に人物が浮かび上がるようにしている。

これで羽根つくのむずかしくね?(羽根突きガチ勢)

 

 

 

あと面白かったのは、双六。

文芸誌の付録として、何種類か製作されている。

上記のは、小野小町とか常盤御前とか出てくる美人双六である。

 

 

双六は他にもあって、「軍国おんな双六」では、戦争に行った家族を待つ女性が主人公である。

サイの目次第では出征した家族が死ぬなど、戦争の厳しさを教えてくれる。

 

あと「出世双六」みたいのもあって、これはサイの目が良いと出世していくが、目が悪いとどんどん落ちぶれて掃き溜めにハマり、特定の目が出るまで脱出できない。

子供心に人生の厳しさを叩き込む、鏑木清方の理念が表れている(大嘘)。

 

 

以上。

 

 

【交通手段】鎌倉駅から徒歩10分

【滞在時間】30分

【入館料】200円

【混雑度】★★★(一部屋にだいたい数人いる)

【URL】

www.kamakura-arts.or.jp