木村美術館
木村美術館は、日本刀を展示する美術館である。
湯河原駅から、鍛冶屋行きバスで10分程度。
「宮渡橋」バス停で降り、この地蔵の大群がいるところを右方向へ。
この方面のバスは30分に1本ペースである。
目の前に見える高架は、東海道新幹線。
農村地帯で迷いやすいところではある。
みよし園という店の前を右折。
新幹線が隣を轟々と走る中、小道を行く。
これで合っているのか、だんだんグーグルマップを疑い始める。
奥に見える車のあたりで左折。
立派な門。
特に説明書きは無し。
ようやくたどり着いた。
ちなみに、この美術館は火曜以外やっているが、事前に開館を確認しておいた方が良い。
このすぐ手前の畑で農作業をしている爺ちゃんが、その作業のかたわら管理人をしているので、爺ちゃんが居ないと閉店ガラガラだからである。
この時は事前に来訪時間を電話で伝えておいたため、快く対応してもらえた。
建物に入り、奥の階段を上って2Fへ。
展示室は、スーパー頑丈そうな扉で守られている。
やはり日本刀をしまっている以上、警備は重要である。
殺風景な階段とは打って変わり、工芸品を展示するのにふさわしい内装。
まぁ爺ちゃん曰く、そんなに客は来ないそうなので、ちょっとカーペットが湿ってたり、片隅でカマドウマが死んでたりしたけど。
なに、気にすることは無い。
刀いろいろあるけど、知識が無いので分からんのが悲しいところ。
冒頭の写真のやつは長刀だけど、案外短い刀が多いのね。
刀に関する言葉と絵による解説。
おっとり刀は、幽体離脱しちゃってるが。
刀があるのは2Fだけだが、3Fと1Fにも展示室があり、それも見させてもらった。
これは3F
こっちは1F。
どっちも陶器や土器の展示である。
ちなみに管理人の爺ちゃんはあくまで美術館のオーナーから委託を受けているだけで、オーナー自身は都内大学の教授であるとのこと。
収集品がたまりまくったので、周囲の勧めで美術館にしてしまったらしい。
オーナー本人はもうかなりの高齢であるらしいが、お子さんは美術館のコレクションを継ぐ気があまり無いとのことで。
「これらも売られちゃうかもねえ」と、管理人の爺ちゃんが言っていた。
以上。
【交通手段】湯河原駅からバス10分「宮渡橋」下車。徒歩5分
【入館料】700円
【滞在時間】40分
【混雑度】★(誰もいない)
【URL】http://www.yugawara.or.jp/sightseeing/details.php?log=1365472194