【閉館】かぼちゃ美術館
※ 2019.10月現在
公式HPが無くなってしまいました。閉館したのかもしれません。以下は開館していた時に訪問した内容です。
湯河原にあるかぼちゃ美術館。ファンシーで可愛らしい名前ですね。カップルとか女子とか結構くるのでしょうか。カフェも併設されているようですよ。
公式HPには、草間彌生の作品をメインに展示、と書いてある。草間彌生はカボチャ作品多いので、名前はそこから来ているのでしょう。
概要(アクセス・入館料)
場所は湯河原駅から徒歩15分の距離にあります。周囲は思いっきり住宅街で、「こんなところに美術館が?」と思わないではいられません。
住宅街の問題は、似たような家が多いから迷いやすいということだ。グーグルマップとにらめっこしながら来ましょう。
入館料は1,000円です。む、結構するなぁ。
・・しかし、玄関の電気消えていて、部屋のなか真っ暗なんですけど。とりあえず呼び鈴を押すか、、
展示1 開幕から館長の強烈なフック
呼び鈴を押すと、建物内で動く音が聞こえ、80歳オーバーと思われるお爺さんが出てきた。館長さんでしょうか。
私「やってます?」
館長「なに?」
私「今日やってますか?」
館長「いま展示品入れ替え中だけど、それでもよければ」
私「大丈夫です」
館長「じゃあ準備するね」
このとき館長さんの足元に1m四方くらいの額縁が倒れていたのだ。
それを館長さんは拾い上げながら、、
館長「三島由紀夫」
私「え?」
館長「三島由紀夫、みる?」
額縁にはこのポスターが飾ってありました。
三島由紀夫が自らの写真を用いて製作した『薔薇刑』という作品があり、その宣伝ポスターとして横尾忠則が作ったもののようです。
中央に写っている三島由紀夫の周りには、局部をバラで覆った全裸の男性が3人描かれており、大変ホモくさい雰囲気を醸しております。まぁ三島ってホモだしな(断言)
とにかく館長がいう「三島由紀夫、みる?」は、このポスターもみたい?という意味のようです。
私「・・じゃあせっかくなんで」
館長「そしたら、それ展示室に運んでくれない?入場料100円割り引くから」
え、私が運ぶの?
展示2 思ったほどカボチャがない
(画像は公式HPより。リンク切れ)
というわけで、額縁を展示室内に運びました。1m四方あるので、だいぶ持ちづらくて難儀した。キャッシュバック100円ゲットだぜ。
展示室の内装ですが・・民家だね、どうみても。個人の邸宅に絵画を飾っているのです。
美術館が宣伝している草間彌生の絵は3枚くらいありました。3枚?少なくないか。
まぁ展示品自体が10数枚しかないので、草間彌生率は3割ってとこですね。野球だったら優秀なバッターだと思う。
(横尾忠則『ポスター TADANORI YOKOO』)
草間彌生以外で多かったのは横尾忠則でした。さっきの三島のポスター作った人。
ちなみに草間彌生と横尾忠則の共通点は「幼少期に幻覚をみたことがある」ことだそうです。どういうことなの・・
展示3 館長の軽快なトーク(白目)
私が作品見ている間、館長も室内に居たんですけど、、
館長「作品みおわったら、壁から外して床に置いといてくれる?明後日カビ除去の業者が来るんだよね」
あれ、追加の作業ですか。なんだか客というより労働力として扱われている気がして笑ってしまった。まぁ・・いちおうやりますけど。
館長のトークは続きます。
館長「西村京太郎は湯河原の芸者さんを嫁にもらったから、それもあって湯河原に記念館を建てたんだよ(西村京太郎記念館のこと)」
え、そうなの?
あとでネット検索したのだが、“西村京太郎の奥さんは長年秘書を務めてきた女性”と書いてあった。館長ちょっと適当すぎて草が生えるからやめてほしい(困惑)
【西村京太郎記念館の記事はこちら】
あと館長と草間彌生が2人で並んで描かれている絵画があったのですよ。
私「草間彌生さんって来館したことあるんですか?」
館長「あるよ。かなり昔だけど」
いや、、絵画に描かれている館長、今の館長とほぼ風貌おなじなんだけれど・・
昔っていつのことなのだろうか。2年前とか?
それとも館長の容姿が20年ほど変わってないのだろうか。確かに仙人っぽいしな(適当)
まとめ:美術館と言うより珍スポです
(カフェ?と思わしきゾーンの様子)
そんなんで15分ほど室内をうろつき、すべての展示品を壁から下ろし終えて、私は退館したのでした。もう100円くらい値下げしてくれても良かったと思う(労基署に相談)
かぼちゃ美術館というファンシーな名称、草間彌生コレクション所蔵という宣伝文句、これらを信じて来てしまった客層は館長の強烈なキャラにより、致命的なダメージを受けそうですね。完全に珍スポ系統である。
おしまい
【近隣のスポット】
【滞在時間】30分
【混雑度】★(誰もいない)
【URL】閉鎖?