相模原市立博物館
相模原市立博物館は、宇宙大好き相模原市が良く分かる博物館である。
宇宙科学研究所の対面にある。
淵野辺駅から徒歩15分程度。
やたらめったら木が生えていて、もはや埋もれている。
プラネタリウムが館内に備わっているのが特徴。
天体を紹介する番組がそこでは上映されており、作品数も季節で替わりつつ常時4種類くらいあるようだ。
他に、映画館の10倍ほどの大きさのスクリーンで映し出し、ストーリー性もある「全天周映画」も。
これらが500円で見られるっていうので、お金持ってるんだな相模原市という感じがする。
しかし県央部あたりの自治体は片っ端から、いきものがかり人気に乗っかっている感がある。
常設展は無料。
ゆるキャラグランプリでは語尾に「ミン」をつけて話すキャラだったが、ここでは特にその設定はない模様。
だいたいどの郷土資料館も、最初は古代史から入ってくる。
というので、マンモスっぽい骸骨の掲示。
ありふれたマンモスよりも、端っこに置かれていたこっちのシカの方がインパクトある気がする。
角、怖え。
古代や地質・土器については1部屋以上使うなど、かなり真剣に扱われているが、そのあと弥生~江戸までは1コーナーでまとめて終わるなど、メリハリはっきり。
土器については、ホログラムまで作り出す念の入れ方である。
平安や鎌倉は一瞬で飛ばされて、江戸で停車。
当時の小屋を2つ再現し、農具展示ゾーンも設けるなど気合の入れようである。
たぶん平安や鎌倉時代の遺構や化石があんまない一方で、江戸と縄文時代のはいっぱい見つかったのだろう。
修正する前は、何が書かれていたのだろう。
江戸時代を抜けると、とつぜん大自然ゾーンである。
けっこう巨大なジオラマでびっくりする。
キノコの展示がなぜかやたらあった。
気持ち悪くてイイ感じ。
続いては昭和時代の展示である。
あれ、明治は?
相模原市周辺は陸軍に収容されており、現在も相模原駅前に米軍施設があるわけだが、そんなんで日本軍の所持品も埋まっていた模様。
上は工具箱で、下は弾薬箱。
都心に近いってこともあって人口は増えていき、商業も発展。
でも肥料おおすぎだな。
昭和の家財を見て、おしまい。
展示室を抜けた中庭。
入り口からどこもかしこもグリーングリーンな博物館だ。
となりに宇宙科学研究所があるから、宇宙関係の展示もあるけど、ほとんどお隣さんと被ってるんだよなぁ。
この辺はもはや食傷気味である。
そしていきなり蚕の飼育所。
たしかに養蚕で発展した街だと展示してあったが、リアルに蚕飼ってるとは。
右上のでかいやつはかなりグニグニ動いてて、きも面白かった。
こんな小さなケースの中じゃきついだろうなぁ。
でも土の中でも、そんながんがん動くわけでもないか。
大半の宇宙展示物が宇宙科学研究所と被る中で、こちらにしか無いのが、この宇宙食である。
500円~、チキンライスやたこ焼き、さらにショートケーキまである。
どれにしようか迷ったけど、迷いすぎて面倒になって買いませんでした。
めんごめんご。
他のお客さんは、子供連れ率が高かった。
おそらく隣の宇宙科学研究所からついでに来たと思われる人や、プラネタリウム目当ての人がいたのかな。
いずれにしろ、館内を子供たちが元気よく走り回って親御さんに注意される様は、宇宙科学研究所と同じ風景である。
以上。
【交通手段】淵野辺駅から徒歩15分
【滞在時間】30分
【土日の混雑度】★★★(写真撮ると他人が映り込む)
【入場料】無料。プラネタリウムは別料金。
【URL】相模原市立博物館