横浜水道記念館
横浜水道記念館は、横浜市水道局によるPR施設である。
明治時代に日本初の近代水道を引いた誇らしさを展示している。
果てしない上り坂を歩くことになる。
「浄水場前」で降りれば目の前だ。
入場は、うれしい無料である。
中に入ると、最初に出迎えてくれるのはこのカエルの池だ。
入場すると、おそらく人感センサーに反応して、水を放出しはじめる。
案外しゃれた機能に驚く。
そして同時に鳴り出す「がががぁぁぁ」という凄まじい動作音の方にはもっと驚く。
建物は4Fで成り立つ。
1F部分は、横浜の近代水道の始まりコーナー。
雑にまとめると、
1.江戸末期から開港により横浜の人口が増えだすが、塩水ばかりの土地なので水が不足
2.上流から木の樋(上の写真)を使って水を運ぶが、こんなボロイ樋では漏れるわ菌は沸くわ。
3.というわけで、樋を鉄製(写真上段)に変えたり、ろ過装置(写真下段)をつけたりしたら、安全な水道が出来上がりました。ちゃんちゃんこ。
という話。
違ってたらすいません。
そんな近代水道を作ったパーマーさん。えらいひと。
ぼろい我が家にも水道を引けるようになりました。
これが蛇口の誕生秘話である。
そんな歴史の流れを放映するビデオブースもあり。
いかにも行政施設な階段を上って2Fへ。
体重と、体内の水分量を測ってくれる体重計。
そんなことより、この人形怖いな。
2F部分は、現在の水道施設についての展示。
カエルによる水の循環の解説劇。
劇中ところどころで手元のボタンを押す必要があり、
その際はかなりカエルにせかされる。
クイズコーナー。
足元にABCのボタンがあり、踏んづけて回答する。
なかなかアクティブさを要求する記念館である。
水道管から異音を聞き取り、漏水箇所を探すコーナー。
ちなみに漏水箇所を見つけても、特になにもない。
3Fは事務室。みてのとおり、THE行政施設。
4Fは展望フロア。
隣接の西谷浄水場が見渡せる。
天気のいい日は、スカイツリーもみえるらしい。
ちなみにこのフロアは窓開けっぱなしなので、夏場は虫に注意。
記念館内はおわり。
敷地内には他にもいくつか展示物がある。
このUFOは、ろ過装置の洗浄水を貯めている水槽。
併設されているのは、水道技術館だ。
展示してあるのは文字通り、水道施設の技術や装置である。
記念館よりもかなりマニア向けの内容であり、私にはさっぱりわからなかった。
以上。
【入場料】無料
【滞在時間】30~40分
【土日の混雑度】★(だれもいない)
【URL】横浜市 水道局 横浜水道記念館