神奈川Cスポ探索日記

C級スポット探索日記

C級スポットを主に巡るブログです。C級スポットとは、「メジャーな観光地(A級スポット)・ちょっと変わった観光地(B級・珍スポ)ですらない、楽しめるかはその人次第の場所」という意味です。と言いつつ、普通の観光地にも行きます。地域別カテゴリは最下段から。

田淵行男記念館

 

田淵行男(1905-1989)は安曇野に在住していた山岳写真家であり、チョウチョ研究家です。

その記念館がこちら。

柏矢町駅から徒歩20分かかるけど、安曇野市はレンタルサイクルが充実しているので、穂高駅あたりで借りればいろいろ周遊できると思うよ。

 

 

この人はもともと富山や東京で教師をしてたんだけれど、戦争で安曇野疎開して以来ここに住みついて、周囲の豊かな自然を撮影し、東京の会社に細々と販売していたそうな。

 

だが趣味で作っていた山岳写真アルバムが余りにもレベル高いので、知人が朝日新聞社に持ち込んで、写真家としてデビュー。

45歳と遅咲きのキャリアである。

 

(『双六岳より槍ヶ岳』。公式HPより)

 

デビューしたのは1951年のことで、まだカラー写真が普及する前だから、このとおり写真はモノクローム

ただカラー写真登場後も、モノクロで撮り続けていた。

 

カラー写真だと色鮮やかになるが、モノクロだとゴツゴツザラザラしてパワフル。

一歩踏み外せば永遠にバイバイキーンな山岳環境の厳しさを、ドンと突きつけてこられる感じである。

本人も若い時、八ヶ岳で遭難しかかっていますからね。

経験者は語る(震え)

 

 

記念館に入るけれど、ワサビ畑か何かの上に建てられているご様子。

さすが、安曇野名物。

隙あらばワサビ耕作である。

 

(館内の様子。安曇野アートラインHPより)

 

館内は残念ながら撮影禁止。写真の著作権の関係であろう。

壁には田淵の撮影した写真が貼られ、展示ケースには本人の使用していた登山道具が置かれている。

広さは画像の通りでそこまで規模はなく、ゆっくり見ても20分程度だろうか。

 

田淵は文字通りの山岳オタクで、毎年のように山登りに出かけていた。

教師をやっていた時も、「引力に逆らって登ることに向上があるんだ!」などとだいぶむちゃくちゃな理由をつけて、生徒たちを片っ端から山に連行。

そのため登山好きの生徒をやたら輩出したが、一部の生徒からは「海だって楽しいじゃない」と怒られていた模様。

 

ギフチョウ。公式HPより)

 

ドはまりしていたのは登山だけでなく、昆虫研究もであり、特にチョウチョについては研究書まで出している。

スケッチも沢山しており、ギフチョウの絵は本物と見紛うレベルで細かく、羽の模様も色彩も正確に表現されており、とても素人レベルではない。

 

 

一方で標本はさほど持っていなかったらしい。現地で調べてしまうから、持ち帰る必要が無かったのかしら。

むやみにチョウチョを殺すことにもなるしな。 

というわけで、館内にはあまり標本がありません、残念。

どうしても見たい人は、建物の周辺に適当に飛んでるから、それでも捕まえれば良いんじゃないかな。

 

 

館内は2F構造になっていて、上の階が常設展示、下の階が企画展で、現代の写真家の作品を扱ってたりするよ。

ここは1Fの視聴覚スペースです。

さっきのワサビ畑が目の前に見える。

 

ということでした。

 

※参考文献

安曇野ナチュラリスト 田淵行男』近藤信行 著 山と渓谷社 出版

 

 

以上。

 

【交通手段】柏矢町駅から徒歩20分

【入館料】300円

【混雑度】★★(他に2~3人)

【滞在時間】30分

【URL】

azumino-bunka.com

 

 

小さな蔵の美術館

 

甲府駅北口すぐのところに、「甲州夢小路」というオシャレ系カフェやギャラリーが並んでいる通りがあるのだけれど、その一角に美術館があります。

 

「小さな蔵」っていうから和風な小型ギャラリーを想定していたんだけれど、和風でもないし小さくもないし、そもそも蔵でも無いのであった。

 

 

アンティーク・ジュエリーを扱っているそうです。

 

甲州夢小路というストリート自体が、山梨の宝石商である(株)タンザワが運営しているものなんだけれど、そのオーナーが30年かけて集めたジュエリーを展示しております。

 

(1F展示室の様子。画像は甲州夢小路HPより)

 

館内は撮影禁止なので画像を引用しますが、展示室は照明抑えめで、ジュエリーのキラキラ感や彩りが映える仕様になっております。

ショーケースだけでなく仕切りもガラス多めになっているので、あまり障害物が視界に入らないという意味で部屋は広く感じ、ゆとりのある雰囲気である。

私はガラスに気づかずに頭ぶつけそうになりましたが。

 

 

入場料は500円だけど、この系統の美術館にしては安い方じゃないかな。

庶民もジュエリーに触れられるよう、貴重な機会を提供しているのだ(上から目線)

 

画像は甲州夢小路HPより

 

アンティークということで、18世紀~19世紀頃の品をメインに飾っている。

ほとんどは西欧やアメリカのもので、ティアラを始めアクセサリーやペンダント、ブローチの数々。

 

ちなみに館内ではティアラの貸し出しをしていて、頭にかぶって展示室散策が出来るよ。

いかほどのお値段か分かりませんが、もしスーパー高価だったら怖くて作品鑑賞どころではなさそうなので、知らない方が良いであろう。

 

(モーニングジュエリー。Wikipediaから)

 

多種多様な宝石類が展示室に並びまくっているわけだけど、気になったやつをピックアップ。

まずは「モーニング・ジュエリー」。

朝起きて着けるジュエリー・・ではなくて、”mourning”のほう。

亡くなった人を追悼・追慕するために身に着けるアクセサリーであり、19世紀英国で主に用いられた。

 

なおモーニング・ジュエリー、その亡くなった相手の髪の毛を編み込んだりする。

うへー。

 

(ジェットを用いたジュエリー。Wikiから)

 

モーニングジュエリーの代表格として「ジェット」という素材が使われる。

木が炭化して凝固した化石であり、光沢のある黒色なので、ビクトリア女王がお気に入りだったそうな。

 

もとは木だったとは思えない、驚きの黒さですな。

アンチ・ボールド。

 

(ジェットの原型。Wikiから)

 

なお加工前のジェットがこちら。

ただの塊だし、色も少し茶色に近い気がするが、磨くことでここから大変身。

私も見習いたいものですねぇ。

 

スコティッシュデザイン。Wikipediaより)

 

スコットランドのデザインは、やっぱりスコットランドだなと思う。

華美な宝石の展示で溢れている中、ごてッとした質感と重たさ。

屈強で頑健な戦士という、まさにスコティッシュである。

でもアイルランドとの違いを訊かれると分からないかもしれない。

 

 

ミキモト本社。すげー形してるな。Wikipediaから)

 

海外のものだけでなく、国産もあります。

日本の誇る真珠ブランド ミキモトのティアラとネックレスは、他のジュエリー以上にサイズのあるケースで堂々と展示されていた。

ミキモトの製品は明治以降、皇族のご用達商品であったそうな。

館内にもミキモトの品がありますが、「皇族の使っていたものかも」と注意書きがあった。そんな当てずっぽうで良いんですかね。

 

 

 

ちなみに山梨県は、意外と宝石の産地であり、全国の出荷額2割を占めている。

 

山に囲まれているだけあって水晶が豊富に取れ、それを研磨して宝石にする技術が江戸時代に上方から流入し、明治以降の西洋化する社会の中でジャンジャン需要は上がっていったそうな。

ここを経営している宝石会社は戦後の起業みたいだけれど、そんな流れの延長線で興隆したのかもしれないねえ。

 

ただ展示品の中に、山梨産のジュエリーは無かった気がするけど。

郷土の企業として、一体これはどういうことかな?(陰湿)

 

(2F展示室。甲州夢小路HPより)

 

あと2Fは版画の展示室になっていて、岡本太郎草間彌生をはじめ有名画家の作品の版画verを飾っています。

こちらは1Fとは異なり、特に派手な演出も無く、普通に壁に作品を展示しているシンプルさである。

 

このときは「元気が出る版画展」という企画展だったんだけれど、岡本太郎草間彌生で、果たして元気が出るのでしょうか(疑念)

前者は爆発しすぎているし、後者はなんだか幻惑世界に連行されそうですが。

 

 

以上

 

【交通手段】甲府駅から徒歩5分

【入館料】500円

【滞在時間】30分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】

jewellery.koshuyumekouji.com

 

 

 

EH酒造

 

長野県安曇野市にあるEH酒造に、酒造見学に来たわけですが・・

これはなんだ、式場か?

 

 

いいえ、酒造です。

杉玉が飾ってあるので、場所は間違えてないとかろうじて分かるであろう。

 

 

EHとは、excel humanの略だそうです。

本社は大阪にある「製造小売業」とやらで、”自分で作って自分で売る”って業種らしい。

 

怪しい(断定)

 

 

入館しますが、内装も酒造要素が一切ありませんな。

酒造見学はHPから予約申し込みが出来るよ。

無料です。

 

 

ガイドさんの案内により、2Fに上がって酒造場を見に行く。

廊下も、一体どこの会議場なんでしょうか。

 

 

ちょっと工場らしくなってきた。

 

 

ガラス越しに仕事場を見ることになります。

ただ酒造り期間ではないようで、まさに仕事場だけを見ていますが。

 

 

ここは洗米&蒸米をするところだそうな。

奥のムカデみたいな機械で米を蒸すよ(酷い表現)

 

 

酒造りの工程通りに見ていくわけではありませんので、ご了承ください。

ここは、もろみタンクのエリア。

 

 

どこにタンクがあるのかって思ったら、地面に埋め込まれていた。

ボタンをどアップで撮ってるわけではありませんよ。

 

 

奥に立て掛けてあるのは、もろみをかき混ぜる棒。

あちらこちらでステンレス感ばりばり出しているから、全自動で酒造りしてるのかなと思ったら、手作業でかき混ぜているそうな。

意外。

 

 

江戸時代の棒もあります。

こちらは竹で出来ている。

 

持たせてもらえたが、全長がかなり長くて重いので、しっかり持ってかき混ぜるには結構なパワーが必要である。

さらに竹なので、水分を吸うと更に重くなります。

 

 

ここは麹室。

 

 

雑菌厳禁の部屋なので、ガラス越しにお楽しみください。

なおこの部屋は、麹を振りかけた蒸米を寝かせるところであり、麹菌の振りかけ自体は更に奥の部屋で行うそうな。

 

見学者が目に出来るところではない。

精神と時の部屋である(ドラゴンボール並感)

 

 

出来上がった酒を貯蔵するタンク部屋です。

 

 

ふと下を見ると、すごい年代物の洗濯機がある。

ハイテク何だかレトロなんだか、これもう分かんねえな。

 

まぁEH酒造と言うトリッキーな名前しておりますが、この名称になったのは2003年という、ずいぶん最近の話です。

もとは江戸時代から操業している亀屋・飯野屋という2つの酒造、明治時代からの務台酒造という計3つの酒造が安曇野で営業しており、これら3つが1961年に合併して「酔園」という会社を立ち上げた。

 

 

江戸時代の道具とか置いてあるのは、その頃の名残りかと思われます。

 

さて、何はともあれ試飲タイム。

 

 

ガイドさんに「どういうお酒がいいですか?」と言われたので、「とりあえず全部」と答える、たいへん厚かましい客。

そんなわけで、こんなに試させてもらえました。

 

日本酒以外にも、リンゴやブドウのリキュールもあったよ。

とにかく全部旨かった。

 

 

右側の酒は北島三郎がラベルの文字を書いたらしい。

 

なんでだ?と思うわけだが、どうも北海道にある北島三郎記念館の運営をEH酒造の親玉であるEH(株)がやっているからのようだ。

そういう”タイアップ相手がデカすぎる”酒って大抵ダメなのが多いが、これはちゃんと旨かった。

さすが酔園。

 

 

どこの酒造も経営が厳しい状態になっているので、この酔園酒造も、新規参入資本であるEHに買ってもらったということなんですかね。

冠は変わってしまったが、杜氏さん含め殆どの従業員は酔園時代から同じ人でやっているそうで、その辺は継続できて良かったですねというところ。

 

 

しかしEH(株)で検索すると「催眠商法」とか出てくるんですが、一体どういうことなんですかね(困惑)

ワインやお菓子に旅行会社までグループ内にあるみたいですが、本体はコンサルというか商社というか、良く分からんな。

 

皆さんも酒造見学をされる際は、試飲で飲み過ぎて泥酔商法にならないようにお気を付けください。

 

以上

 

 

【交通手段】梓橋駅から徒歩10分

【入館料】無料

【滞在時間】40分

【混雑度】★(誰も居ない)

【URL】

www.eh-shuzo.com

藻原寺

 

のっけから「なんだこの写真は」という感じがするが、これは茂原市にある藻原寺の山門です。

茂原駅から徒歩20分、茂原公園に隣接しています。

 

 

日蓮宗で、13世紀から続くお寺です。

 

日蓮さんは千葉県出身で、鴨川市にある清澄山というところで坊さんになったけれど、日蓮宗を説き始めると古巣のその寺からウザがられて追い出されてしまったので、この茂原の辺りでひっそりしていたそうな。

そこで茂原の豪族 齋藤氏が日蓮に帰依し、1276年に齋藤宅内にお堂を立てたのが、藻原寺の起源とされているよ。

 

(山門を反対側から見た図)

 

にしたって、なんでこんな奇怪な山門にしましたかね。

 

当然、日蓮世代からこうだったわけではない。

昭和の時代に元の山門が台風でぶっ壊されたので、1932年に再建したのだが、おそらく当時の住職の意向によりこうなっている。

 

 

建て替える際、資金不足だったので檀家から寄付を募ったそうだが、出来上がった結果を見て寄付者の皆様は予想の斜め上を行かれて驚愕したのではなかろうか。

中国・インド・日本の様式を折衷したそうだが、日本要素はどこに行ったのでしょうか・・

 

 

山門の左右にはニワトリの極楽版みたいなのが記されている。

口を開けているから「阿吽」の「阿」なのかな?

 

 

反対側は口を閉じているので、たぶんそうなのだろう。

 

 

肝心の阿吽像は・・正面から山門を見ると黒ガラスのせいで見えません。

 

 

横から見ると、ご拝謁できます。

どうして正面からチラ見禁止にしたのだろう。

インド流かな?

 

 

 

山門ばかりに目が行くが肝心の仏殿は普通である。

 

 

山門のせいで珍スポ扱いされているこの寺だが、日蓮本人が来ているということもあり、そもそも「東の身延」と呼ばれるほど格が高い。

日蓮の死後も、その直弟子である日向(にこう)が身延山別当を務めた後にこちらの住職になっている。

 

 

その後の動きは知りませんが、江戸時代に家康が朱印状与えているところから、地元の名刹として残ってはいたんでしょう、たぶん。

 

なお日蓮はこの寺を「常楽山 妙光寺」と命名しているのだが、家康は「藻原寺」と朱印状に書いている。

名前変えるなよと思うのだが、家康の発想で突然変えるとも思えないので、地元の人々が「藻原寺」と呼んでいて、それをまんま採用したんじゃなかろうか。

のちに、藻原寺が正式名称となった。

 

 

猫が思いっきり罰当たりな場所でくつろいでます。

 

 

お堂の裏側へ来た。

 

 

渡り廊下で、別の建物に繋がっているぞ。

 

 

ここは守護神「華経房」が安置されている。

手前に置いてあった説明版によると、法華経を広める時に保護してくれる強い人らしい。

広めないときは助けてくれないのだろうか、悲しいなぁ。

 

 

朱塗りの渡り廊下はまだ続くけど、コーンが置いているあたり、立ち入り禁止のようです。

 

 

じゃあ階段を下りて帰ります。

おわり!閉廷!

 

 

・・の前に、隣接する駐車場を通ったら、なにかある。

 

 

日蓮上人のドデカ上半身アップであった。

全身像の建立計画を進めており、寄付を募ったそうなのだが、おかねがたりなかったので(こなみ)、上半身だけでストップしているらしい。

 

あれ、これ鎌倉市似たようなケースを見たぞ。

あちらも資金不足で上半身だけで終わってしまいましたが、なんだか同じ結末になりそうですね(直球)

 

以上

 

【交通手段】茂原駅から徒歩20分

【入館料】無料

【滞在時間】20分

【混雑度】★★(他に2~3人)

【URL】

higashiminobu.sougenji.nichiren-shu.jp

 

 

飯沼美術館

 

安曇野市にある飯沼美術館の辺りに来てみた。

 

・・のだが、それらしい建物が無いよ。

合っているのか不安になってくる。

 

 

美術館の公式HPを見ると、「常念」という蕎麦屋に隣接しているらしい。

となると、この辺なのだが、美術館の文字は一切見えませんね。

 

 

ともかく蕎麦屋の敷地に行ってみるか。

なおこちらの駐車場は軽自動車専用になってますので、中型以上は手前にある駐車場に止めましょうね。

 

 

敷地に入ってみた。

とにかく広いなかに、何棟か建物が建っているが、一見すると全部民家に見えるのでどれに入るべきか困惑。

 

 

蕎麦屋はこちらのようだ。

江戸時代の農家をそのまま店舗にしているので、そもそもこれ民家じゃないのか不安になるが、時代の蓄積を感じさせる趣がある。

 

 

こちらが美術館部分。

・・やっぱり普通のプライベートな蔵にみえる。

 

 

看板は出ているな。

「真田家宝物」と書いてある。

しかし人が居る気配は無い。

 

 

勝手に入るのも何なので、いちおう店舗の方に顔を出して店の人にお伺いし、入館許可を貰う。

まぁ店の人の雰囲気だと「こちらの許可とか要らないから、勝手に見てっていいよ」的なノリであった。

 

 

さて内部。

入館料は無料です。

 

 

右側から見ていくか。

掛け軸が並んでいる。

 

 

さっそく達筆すぎて、何かいているのか分からんのだが、これは与謝野晶子の歌だそうな。

 

本人の筆かどうかはわからない。

だって資料解説とか一切無いんだもの。

与謝野晶子は近隣の松本や浅間温泉まで来ている記録があるから、安曇野まで足を延ばしていても不思議ではないが。

 

 

次の像は半人半鳥の「好声鳥」。

正式名称は「迦陵頻伽(かりょうびんが)」という。

 

極楽浄土に住んで、美しい声を出し、釈迦の法を説くと言われている伝説の鳥である。

像の製作者は石本武士と書いてあったが、検索すると安曇野在住の彫刻師であった。

つまり郷土資料?である。

 

 

しかし完全にアヘ顔なんですが。

自分の美声で酔っ払ったのかしら。

極楽浄土がこんな顔の人で埋め尽くされていたとしたら、私は別世界への転生でお願いします。

 

 

ぞろぞろ置かれていたヤカンというか茶釜と言うか。

とくに説明が無いので分からないけれど、ゴツゴツしたボリューム感と、よく見ると繊細に模様が施されていて高価格帯を思わせる。

 

 

ここから真田ゾーン。

と言っても、定番の幸村とか昌幸じゃなくて、江戸時代 松代藩の真田家の人々である。

 

この書画は、幸村の兄である真田信之から数えて10代目、真田幸民(ゆきもと)の手によるもの。

版籍奉還を迎えた、最後の松代藩主です。

 

 

真田松代藩の3代目 幸道の装束。

タイトルが「大事装束」と書いてあって、名前からして大事そうである(こなみ)

真田といえば「赤ヘル」ですけどね、ここでは白です。

 

 

大小の拵え。

絵柄として真田家の家紋 六文銭が描かれている。

 

三途の川の渡し賃が六文銭だそうで、この家紋は「命かけて戦いまっせ」的なことを言っているそうな。

つよいつよい。

 

 

巻物は8代目真田幸貫の。

この人は寛政の改革でお馴染み松平定信の息子で、真田家に養子入りして後継いでいます。

老中まで出世した有能官僚である。

 

 

その幸貫さんの長男 幸良の奥さんが嫁入り道具で持ってきたタンス。

郡山藩の柳沢家から嫁いできたので、柳沢家の家紋が描かれている。

柳沢吉保の子孫ね。

 

 

こっちは書画で登場した10代目幸民の奥方が、実家の島津家から持参したタンス。

丸に十字は島津家の紋章で、「2頭の龍が重なる姿を示した」など言われているが、龍を線1本で示しちゃ威厳なさ過ぎて可哀そうですね。

 

 

茶器にも真田家の紋章がもれなく記されています。

 

この土蔵は明治時代からあるということで、常念の先祖がコレクションした品だと思われる。

にしても山を越えた向こう側にある松代藩のグッズなんてよく集められましたねぇ。

よほどの真田ファン ガチ勢だったのだろう。

 

 

真田グッズのついでにというわけではありませんが、郷土グッズもありますので。

 

穂高の彫刻家 萩原碌山による手紙である。

説明はやっぱり一切無いので、どのタイミングの手紙かは分からん。

 

 

読めばお察し位できるかなと思ったけれど、そもそも読めないのであった。

楷書体で書いてクレメンス。

 

 

他にも郷土作品はありますが、時間の都合によりまとめてのご紹介です。

 

 

種田山頭火の歌と共に謎の生命体が描かれていますが。

これが安曇野市ゆるキャラですか(すっとぼけ)

 

 

椅子にはガイドブックや資料が幾らか置いてあったが、この美術館の展示に関するものは一つも無いのであった。

見て感じろ!ということです(きっぱり)

 

 

以上

 

 

【交通手段】穂高駅から徒歩25分

【入館料】無料

【滞在時間】20分

【混雑度】★(誰も居ない)

【URL】飯沼美術館

 

 

千葉県立 海の博物館

 

勝浦市に千葉県立 海の博物館があります。

鵜原駅から徒歩15分、海中公園の対面である。

 

 

千葉県の水族館と言えば鴨川シーワールドだが、シャチのダイビングとか派手なものはあちらに任せて、こちらではよりちゃっちい学術的なものを扱っております。

入館料は200円。

海中公園展望塔の1/5近いんですが。

 

 

 

海の博物館と言うからには、さぞかし海中生物が見られるんでしょうねえ。

<p・・と思って入ったけど、最初の展示はハリボテだらけだよ。

 

この時点で、入場料が安いことも含めて、いろいろお察ししてあげましょう。

 

 

ガラスに反射してろくに写っていませんが、勝浦の海を表すジオラマです。

 

置いてあるのは海藻です。

お魚さんは居ない模様。

 

 

 

カジメという海藻で、水中に生えて高さ2mにも達するらしい。

光合成によって有機物をじゃんじゃん生み出し、その量はなんと陸上の木々を上回るんだとか。

最強じゃん、陸上の林をぜんぶクビにして、この海藻の樹海作ろう(温暖化対策)

 

ただし、なぜか動植物が嫌がる要素まで一緒に排出するそうなので、こいつが林立しているところには他の海藻や動物はあまり近寄らないらしい。

やっぱりダメだこいつ(掌返し)

 

 

分からないかもしれませんが、これは夷隅川の干潟なのです。

砂浜にしか見えませんが、干潟です。

 

 

カニ君もハリボテらしいリアリティをもって歩いています。

 

 

こちらは九十九里浜です。

さっきと同じジオラマではない、断じて違います。

 

 

九十九里浜は全長70kmにも及ぶ砂浜であるが、形成されたのは6000年前の縄文時代のこと(縄文海進)。

当時は海抜が今より2m高く、銚子~外房の太東まで湾になっていて、そこに土砂が運ばれて浅い海底が出来、縄文海進が終わって海抜が下がった時に、その浅い海底が陸地となって九十九里浜と平野が出来上がったそうな。

 

そして「日本三大砂丘」に選ばれているとwikiに書いてある。

・・のだが、どうも三大砂丘については誰が決めたんだか良く分からんようで、あやふやなものになっている模様。

そもそも鳥取以外に砂丘があるのか、知っている人はそんなに居るのだろうか。

 

 

そんな砂浜に打ち上げられたものたち。

 

 

カニは腕がもげて、無残な姿になっている。

味噌汁にこんな形で入ってるよね(よだれ)

 

 

ガンギエイの卵のう。

エイは卵を母が持って孵化させたりするらしいが、はぐれちゃったのねぇ。

 

 

死んで打ち上げられたカメという、ショッキング画像も貼られております。

子供の教育上、大丈夫かな?(棒)

 

 

子育ての仕方、分類表。

魚によっていろんな育て方があるようです。

カサゴなどは体内で育てるので「溺愛型」、スズメダイは離れたところに子供を行かせるので「放任型」と言えるかもしれません。

 

 

子育てする性別は、なんとオスの割合の方が高いようだ。

魚の世界ではパパ活・・じゃなくてイクメン化が進んでいるようである。

日本政府も見習ってどうぞ。

 

 

たいへん近未来的な装置である。

 

 

のぞくと深海生物がいた、模型だけど。

ここまで動く生物、無し。

 

 

広いゾーンに出ました。

 

 

この辺は、勝浦周辺の動植物を扱っております。

ついに海ではなくなってしまいました。

 

 

まさか海の博物館で昆虫標本を見るとは。

 

 

その中にスズメバチはいってますけど。

「勝浦に住む昆虫」なんて穏健なコーナーで扱ってないで、はやく駆除してくださいよ!

 

 

こちらは海藻についてのアルバムだって。

 

 

・・あぁ、押し花形式にしているのね。

ちょっと意外だった。

 

 

ヒジキほっそいなぁ。

そういえば私の通っていた高校に「ヒジキ」とあだ名されている人が居たが、この実物を見るとどう考えても侮蔑である。

 

 

貝コーナー。

だんだん海に戻ってきた。

 

 

しかしクモヒトデ君は蜘蛛嫌い勢からは嫌悪されそうな姿しとるね。

 

 

ようやく水槽が出てきたぞ。

 

 

居るのはハゼとか、微妙な小魚ですが。

動いているものをここに来て初めて見たので、なかなか喜ぶ。

 

 

こっちの水槽には何が居るのかな?

 

 

貝だった。

スガイ。

 

 

ガッカリしたところで、一風変わった展示です。

貝の舌である「歯舌(しぜつ)」を電子顕微鏡で拡大したもの。

 

 

イボニシという貝の舌。

ギザギザしているものは歯に該当し、硬い突起で出来ているらしい。

見た目気持ち悪いが、これは面白い。

 

 

こっちはサザエ。

もう異界感がガンガンである。

サザエ嫌いの人は、これでいっそう食べられなくなったでしょうね。

 

 

イワシ漁の様子をジオラマ化したものです。

 

 

海中に生け簀を作っており、入り口を一か所開けておいて、あとは石を積んでブロックにしている。

潮が満ちると、海水と共にイワシがドバーッとこの生け簀の中に入り込んで来るので、ある程度入ったところで入り口を閉めてしまえば総取りである。

 

あれ、イワシってすごい頭わるいの?

 

 

ゲットしたイワシは、陸側に掘ってある生け簀に移して保管します。

 

これらのイワシはそのまま食べたり干鰯に加工することもあるそうだが、それよりもマグロの餌として使うらしい。

上玉を得るための完全なる道具と化している。

 

 

またこの辺は貝ですが、ウニなどの針を全部とっちゃいました、ってことらしい。

 

 

針を取った後のウニ。

草間彌生の描くカボチャみたいになってますが。

これ食べる気にならないなぁ。

 

 

子供向けのお触りコーナー。

貝とか、カジキの鼻?に触れるよ。

 

 

これは何という貝だろう。

 

 

ネコザメの卵のうだった。

ちょっとそんなの何気なく混ぜないでクレメンス。

 

 

海に行くときの道具たち。

 

 

このホワイトボードもどき、すさまじく懐かしいなぁ。

現代の子供たちはタブレットがあるから、もう使わなくなるでしょうね。

 

というわけで、常設展はおしまいです。

 

 

企画展もあるよ。

このときは外来種特集をやっていた。

土着の生物を脅かして嫌われている連中をわざわざ紹介して恥をかかせるコーナーである。

 

 

そんなコーナーを紹介するのは彼ら、海藻をモチーフにした「藻じゃーず」。

初登場は2013年の展示らしい。

それ以降に登場機会があったかどうかは、知らん。

 

 

そして序盤に置いてあるのが虫かごなんですが、一体どういう事なんですかね。

 

 

ダンゴムシです。

意外にも外来種であるそうな。

明治時代にヨーロッパから持ち込まれて、もはや定番の昆虫になってしまった。

 

 

ワラジムシ。

これもヨーロッパから持ち込まれたとのことだが、そもそもこれ持ち込むってどういうことよ。

 

 

魚が出たと思ったら、死んでいました。

 

 

外来種がなぜ入ってくるかの説明。

わざと持ち込んだ連中も居るけれども、船のバラスト水に紛れて運ばれてきてしまう種も多いそうな。

 

船の積み荷を目的地に運んで、帰りは空で帰るとき、そのままだと船の重さが足りないので、出発地の水を組み込んで重し(バラスト)とする。

そのバラストの中に、出発地特有の生物が紛れ込んでしまう。

目的地についてバラスト水を放流すると、出発地特有生物も放たれて、目的地の環境に入り込んでしまうというもの。

 

 

いまではバラスト水を放流する際、生き物が一緒に放流されないよう工夫がされているとのことである。

本当にそうなんかねぇ(なぜか疑念)

 

このミドリガニ君もバラストで運ばれてきてしまった種である。

 

 

右の方に行きたいみたいなのだが、ガラスにぶち当たって、左足だけ上に行ってしまうのを何度も繰り返してた。

 

 

サキグロタマツメタという貝の卵塊だそうです。

触れます、砂で出来たブロックみたいに容易く砕けます。

 

サキグロタマツメタに食べられた貝)

 

他の貝に穴をあけて食べてしまう、悪い貝です。

日本には既にツメタガイという同じ悪さをする貝がおり、こちらは食べてもマズい無能なのだが、サキグロタマツメタは美味らしい。

捕まえて食べて減らしましょうね。

 

 

外来種と言うのは、国外からくるだけでなく、国内の他の地域から別の地域へ移されて、そこで在来種を倒してしまうという問題もあるそうな。

アユは琵琶湖産のものが全国に流通し、放流先のアユや魚を淘汰してしまう。

金魚でも確か似たようなのがあったような。

 

 

ウシガエルは食用として輸入されたらしい。

ちなみにカエルは鶏肉みたいな味がして、けっこう旨いです。

もちろん食用に育てられたカエルの話であり、その辺でゲコゲコしているやつではありませんが。

 

 

これはアフリカツメガエルの水槽。

 

彼ら、この姿勢のままで一切動かない。

模型かと最初間違えたくらいだった。

 

 

迷惑をこうむっているのは我が国だけではありません。

日本産のものが、海外に行ってしまって被害を起こしているケースもあります。

 

これはニュージーランドに棲みついてしまった、日本のワカメ。

そんなの味噌汁にして飲みなさいよ、と思うのだが。

 

 

 

こんなに繁殖してたら、いくら飲んでも溢れかえりますわな。

そもそもニュージー人が味噌汁飲むのか疑問である。

でもビーフばっか食べてないで、少しは海藻食べた方がいいと思うよ(偏見)

 

 

イギリスではWANTEDにまでなってしまった。

 

 

あと動物の外来種も若干紹介されていたんだけれど、ハクビシンは車にはねられた後の写真載せているんですが、情操教育上だいじょうぶなんでしょうかねぇ。

現実の厳しさを妥協せずに伝える、海の博物館なのであった。

 

 

以上。

 

【交通手段】鵜原駅から徒歩15分

【入館料】200円

【滞在時間】60分

【混雑度】★★★★(すぐ横に人)

【URL】

www2.chiba-muse.or.jp

かつうら海中公園

 

この公園では、海中に塔が立っていて、海底から海を眺められます、っていうのをやっている。

鵜原駅から徒歩15分程度。

 

 

予想通りですが、お子様連れが大半ですね。

 

・・ていうか、観覧料かかるのこれ。

千葉県の博物館がすぐ隣にあるから、てっきり行政施設で無料かと思っていた。

 

 

見ての通り天気は悪いのだが、海を見てテンションが上がったのか、波打ち際まで戯れる人々。

さすがに泳ぎだす輩は居なかったな。

 

 

ひとまず券を買いましたが、なんと640円。たっか!

でも公式HPをみると、大人960円と言う、それ以上に強気な価格となっております。

 

千葉県はデフレ脱却を強く推進しているのかな?

しかし公式HPと実際の価格でなぜ違っていたのだろう。

 

 

トンネルをくぐって、展望塔を目指します。

 

 

トンネル内部。

時代を感じさせる塗装である。

壁には、この辺で見られる魚の写真が貼られています。

 

 

トンネルを抜けました。

お魚さんがお出迎えです。

 

中国人グループにもお出迎えされました(この辺たむろってた)

こんなところにも入り込んでいるのか、というかよくこの場所みつけたなぁ。

 

 

工事中みたいな足場がガンガン付いている橋を通っていきます。

 

 

後ろを振り返る。

あの山を、トンネルくぐってきたわけね。

 

 

塔への道が開かれました(RPG

 

 

また後ろを振り返ってみるのだが、向こう側に先ほどチケットを買った売り場がある。

 

あれ、これトンネル掘らなくても、あの桟橋からここに直接通路を通せば良かったんじゃないの?

余計な工事費と維持管理費を生じさせた可能性が微レ存。

これはバブルでやってしまいましたね。

 

 

さて、展望塔に入りますか。

 

 

ここで入館チケットを見せることになるので、購入直後に魚の餌にするなどは止めて、ちゃんと取っておこうね。

 

 

螺旋階段を下りていきます。

 

 

壁には、昔の鵜原海岸の絵画だろうか。

時代が分からないが、せいぜい平成ひとケタ代ではないか。

この賑わい具合はいったいどこへ行ったのでしょう。

 

 

海中公園の広告ポスター。

 

 

人間に食われるという自虐ネタをかましてくるシマアジ君。

弱そう。

焼きそばパン買ってこさせられたあとに、焼き魚にされそう。

 

 

 

ご当地キャラのぬいぐるみもあるそうですが、どうしてラージサイズしかないんですかね。

 

 

ポスターに載っている写真は、平成ひとケタ代を感じさせる趣である。

 

 

さかなクンがポスターに落書きしている。

そんな昔からいたっけ?と思ったが、たぶん古いポスターにサインしたってだけだろう。

 

 

そうして最下層におりましたとさ。

 

 

潜水艦チックな窓が幾つも備えられていて、ここから海中が見れますよ。

 

 

しかしここは水族館ではなく、普通の海中なのだ。

だからお魚さんが来るかどうかは完全に彼らの機嫌次第。

なかなか来てくれないときも当然あります。

 

 

海藻は良く見えますけどね。

 

魚が集まってくる窓もあるのだが、そこにはお子様がすぐに駆けつけており、あっという間に人だかりが出来てしまう。

がらすきの窓には一向に来ませんね。

 

 

魚が現れるまで待とうかと思ったが、人がだんだん増えてきてしまったので、混雑嫌いな私は3分ほどで諦めたのでした。早いよ。

まぁ魚以上に展望塔自体の方が興味深かったし、そっちをジロジロ見れたので良しとしよう。

 

 

階段をあがって、上に戻ってきました。

こちらは普通に展望塔で、海が悪天候で荒れ狂った様子が見られます。

 

 

というわけでした。

しかしこれで640円ですか・・

正規料金の960円だったら入らなかったな(断言)

 

以上

 

【交通手段】鵜原駅から徒歩15分

【入館料】640円(960円?)

【滞在時間】20分

【混雑度】★★★★(すぐ横に人)

【URL】

www.katsuura.org